ロシア、中国への石油やLNG輸出拡大に意欲=副首相

写真はロシアのノバク副首相。11月19日、モスクワで代表撮影。REUTERS

[モスクワ 25日 ロイター] – ロシアのノバク副首相は25日、中国への石油輸出拡大に意欲を示すとともに、液化天然ガス(LNG)の供給に関する協力を深める余地もあると訴えた。

北京で開催された中ロ間のエネルギービジネスフォーラムでの講演で、ロシアが中国への原油輸出拡大の可能性について協議しているとして「パイプライン経由と海上輸送による石油供給量の増加が見込まれる」と語った。その上で両国の政府間協定により、カザフスタン経由での中国向け石油供給を2033年まで延長する可能性があると指摘した。

ロシア政府によると、ノバク氏は25日に中国の丁薛祥副首相と会談した際に「ロシアは中国にとって信頼できる石油とガスの供給国だ。両国間のパートナーシップの重要分野として、エネルギー協力の拡大に引き続き積極的に取り組む」と語った。

2022年にウクライナを侵攻したロシアに対する西側諸国の制裁を受け、中国とインドはロシア産原油の主要購入国となっている。中国は海上輸送で1日当たり140万バレル程度、パイプラインで1日当たり約90万バレルのロシア産原油を輸入している。

米国は今年10月にロシアの2大石油会社であるロスネフチ(ROSN.MM), opens new tabとルクオイル(LKOH.MM), opens new tabに対する制裁措置を発動した。 もっと見る

これに対し、ロシアのプーチン大統領は制裁が同国経済に重大な影響を与えないと主張。ロシアの原油輸出量はこれまでのところ比較的安定している。

一方、ロシアは海上輸送用LNGの生産と輸出でも中国と連携している。中国石油天然ガス集団はロシアの北極圏にあるヤマルLNGプラントの権益を20%保有し、中国政府の「シルクロード基金」はロシアのLNG企業ノバテク(NVTK.MM), opens new tabが主導するプロジェクトの権益を9.9%持っている。

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