欧州委、26年ユーロ圏財政「中立維持」 成長率は1.2%の見通し

欧州委員会本部の外ではためく旗。2025年7月16日、ベルギー・ブリュッセルで撮影。REUTERS/Yves Herman//File Photo

[ブリュッセル 25日 ロイター] – 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は25日、ユーロ圏全体としての財政スタンスは来年も中立を維持すべきとの見解を示した。この勧告は、既に単一の金融政策を有するEUにおける財政政策の調整を支援するものとなる。

欧州委は、「財政の持続可能性を確保するため、推奨される純支出の増加ペースを維持する。これには、国防費に関する財政ルール免責による一時的な柔軟性も含まれ、これにより2026年にはユーロ圏全体として中立的な財政スタンスが実現する」と述べた。

また、ユーロ圏の来年の経済活動は、貿易制限による外需の減速と世界的な不確実性の継続により抑制される可能性が高いと述べた。

欧州委は先週、ユーロ圏の財政赤字の対GDP(域内総生産)比率は昨年の3.1%から、今年は3.2%に、26年には3.3%に、27年には3.4%にさらに拡大するとの見通しを示した。 もっと見る

ただ、ベルギー、ラトビア、リトアニア、エストニア、ドイツの赤字は、主に防衛費の増加により来年拡大が見込まれる一方、他の大半の国は縮小が予想されており、国ごとに傾向が大きく異なることが示唆された。

ユーロ圏の経済成長率は25年に1.2%、26年に1.2%になるとの見通しを示した。ただ、26年の見通しは不確実性が高く、下振れリスクが優勢になっていると指摘した。

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