2025年11月25日 10:47

見つかった土器(滋賀県提供)
滋賀県は25日、琵琶湖の湖底から、1万1000年~1万500年前の縄文時代初期のものと推定される土器がほぼ完全な形で見つかったと発表しました。
土器が見つかったのは、滋賀県長浜市湖北町の「葛籠尾崎湖底遺跡」で、湖岸から約700メートル離れた水深約70メートルに位置し、1924年(大正13年)以降、縄文時代や弥生時代などの土器が見つかっていました。
今回の調査は、県が無人潜水機を使って2025年10月7~15日に行われ、水深64メートルの湖底付近からほぼ完全な形の土器が見つかり、底の部分が尖った砲弾のような形をしていたということです。
葛籠尾崎湖底遺跡では約1万年前のものと推定される縄文土器が見つかっていましたが、今回見つかった土器はさらに500~1000年前のものとみられ、最古のものと推定されています。

滋賀県の三日月大造知事は25日の会見で、「中に何が入っていたのか。驚きと感動を覚えた」と話しました。
最終更新日:2025年11月25日 12:47
関連ニュース

WACOCA: People, Life, Style.