原油先物ほぼ横ばい、ウクライナ和平協議を注視

 アジア時間の原油先物はほぼ横ばいで推移している。ロシア・ノボロシースクの燃料油ターミナルで2018年5月撮影(2025年 ロイター/Natalya Chumakova)

[25日 ロイター] – アジア時間の原油先物はほぼ横ばいで推移している。来年は供給が需要を上回ると予想されている一方、ロシア・ウクライナ戦争終結に向けた協議は合意に至っておらず、ロシアの原油輸出に対する制裁が続くとの見方が相場を下支えした。

0158GMT時点で、北海ブレント先物は0.17ドル(0.3%)安の1バレル=63.20ドル。米WTI先物は0.12ドル(0.2%)安の58.71ドル。

前日はロシア・ウクライナ戦争終結に向けた和平合意を巡る懐疑的な見方を背景に、両指標とも約1.3%上昇していた。

一方、来年は全体として原油需給の緩みが見込まれている。ドイツ銀行は24日のリポートで、来年の原油余剰を少なくとも日量200万バレルと予想し、2027年になっても供給不足に戻る明確な道筋はないとした。

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