韓国は自国通貨ウォンが今週、約16年ぶりの安値に迫る中、為替相場の安定に向けた措置を講じると発表した。国民年金公団と協調して対応する。

  企画財政省は14日、具潤哲企画財政相と韓国銀行(中央銀行)の李昌鏞総裁を含む金融当局者との会談後、携帯電話向けメッセージで、為替安定策の準備に向けて国民年金公団など主要な需給主体と緊密に協議すると発表した。

韓国ウォンは2009年以来の安値に接近

 

 

  株式市場からの資金流出や韓国勢による海外投資拡大が進む中で、ウォンは下押し圧力を受けており、当局への介入圧力が強まっている。ウォンは今四半期にほぼ4%下落し、アジアでは円に次ぐ下落率となっている。

  韓国最大の機関投資家である国民年金公団は、為替ヘッジや外国為替取引を通じてウォンの下落圧力を緩和してきた。1月にもドル売り・ウォン買いを行った経緯がある。

  発表を受け、ウォンは序盤の下げから切り返し、0.6%高の1ドル=1457ウォンを付けた。海外投資家はこれまでに約46億ドル相当の韓国株を売却している。

原題:South Korea to Prepare Steps to Stabilize Won With Pension Fund(抜粋)

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