
欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁。2025年11月21日、ドイツ・フランクフルトで撮影。REUTERS/Heiko Becker
[ フランクフルト 24日 ロイター] – 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は24日、欧州が人工知能(AI)に絡む機会を逃し、自らの将来を危険にさらしていると警鐘を鳴らし、AIの普及を妨げる障害を早急に排除する必要があるという見解を示した。
ラガルド総裁は「米国と中国がこの分野で先行し、欧州はすでにAIの先駆者となる機会を逃している」と述べた。「われわれは前回のデジタル革命で導入が出遅れ、依然その代償を背負っている」と指摘。「AI導入の波に乗り遅れ、欧州の未来を危うくするリスクがある」と釘を刺した。
既存のプロバイダーからAIソリューションを購入するだけでは不十分で、域外企業への依存が深まることになるとし、「AIサプライチェーンの重要な部分を多様化させ、半導体やデータセンターに基づくコンピューティング能力といった基盤で最低限の能力を維持する必要がある」と述べた。
さらに、欧州連合(EU)は競争促進に向けた相互運用性やオープンスタンダードを確立するほか、より安価なエネルギー、より統一された規制、さらにリスクを分散させる統合資本市場が必要だという認識を示した。
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