絶景の入浴施設だったのに…トロピカルガーデン 30年の歴史に幕――26年3月めど休業「いったんリセット」 錦江町

来年3月をめどに休業するトロピカルガーデンかみかわ=錦江町神川

 鹿児島県錦江町神川の町営入浴施設「トロピカルガーデンかみかわ」が2026年3月をめどに休業する。開業から30年近くたって老朽化が進み、維持や修繕に多額の費用がかかるため。

 トロピカルガーデンは鹿児島湾を見下ろす国道269号沿いの高台にあり、オブジェの影絵が映える神川海岸や、対岸に開聞岳を望む絶景が売りだった。

 国の交流促進施設整備事業で建設し、1996年に営業開始。2011年から指定管理者制度を導入した。利用者は多い時で年間1万人を超え、近年は7000〜9000人で推移していた。

 町によると、建物や給湯設備に不具合が起きるようになり、特にボイラー施設は、数十万円かかる修繕が複数回発生した。重油の高騰などもあり、維持経費が高額になった。

 新田敏郎町長(60)は、給水施設の大幅改修など設備の更新に多額の費用を要するとの見方を示す。「費用対効果を考えた時に、今後の施設利用について一から考え直すことも必要と判断し、いったん休業することを決断した」と話した。

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