中国代表のサポーター 写真:Getty Images

 ヴィッセル神戸、サンフレッチェ広島はいずれも11月下旬に中国開催のAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)を控えている。高市早苗総理大臣の台湾有事に関する国会答弁に中国が反発している問題を受けて、中国在住の邦人の安全確保が喫緊の課題となっているだけに、両クラブのサポーターにも影響が出る見込みだ。

 在上海日本国総領事館は17日に「ACLサッカーアジアチャンピオンズリーグエリート・ヴィッセル神戸対上海申花戦の開催に伴う注意喚起」と題した声明を発表。「試合当日は多くの観戦者の来訪が見込まれます。試合を競技場で観戦される皆様、上海市内にお住まいの方におかれましては、一部の熱狂的なサポーター等によるトラブルに巻き込まれないよう、外出時や公共交通機関での移動の際には十分ご注意ください」と注意喚起を行ったほか、「競技場で観戦される際の注意事項」として、以下のように案内している。

 「試合会場周辺の飲食店等には、相手側サポーターがいる可能性がありますので、相手側チームを刺激するような発言は控えてください。また、不要なトラブルを招かないよう、試合会場外において、日本代表チームのユニフォームを着用したり、日本国旗や応援旗等を掲出したりすることは控えてください」

 また、外務省は21日に「ACLサッカーアジアチャンピオンズリーグエリート・サンフレッチェ広島対成都蓉城戦(11月25日)の成都開催に伴う注意喚起」として、広島サポーター等に対して「サンフレッチェ広島側アウェイ席での観戦者は、安全上の観点から専用バスでの入退場が義務づけられています。直接競技場へ行くことはお控えください」と注意喚起。中国滞在時の注意事項として、「外出の際には不審者の接近等、周囲の状況にくれぐれも留意し、複数人で行動するなど可能な限りの安全確保に努めてください。特にお子様連れの場合には十分に対策をとるようにしてください」とアナウンスしている。

 広島は25日開催のACLEで成都蓉城足球倶楽部と対戦。神戸は26日開催ACLEで上海申花足球倶楽部と相対するが、中国で反日感情が高まっているだけに、関係各所には両クラブのサポーターの安全確保が求められる。

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