プロフェッショナル修斗公式戦 PROFESSIONAL SHOOTO 2025 Vol.10 in OSAKA
2025年11月22日(土)大阪・GORILLA HALL OSAKA
レポート:井原芳徳 中継:ツイキャス
宮口龍鳳、石原“夜叉坊”暉仁を打撃で追い詰め判定勝ちしデビュー7連勝

第13試合 メインイベント バンタム級 5分3R
×石原“夜叉坊”暉仁[てると](チーム・アルファメール・ジャパン/フェザー級世界9位)
○宮口龍鳳[りゅうほう](コブラ会/バンタム級世界9位、環太平洋4位)
判定0-3 (鍋久保26-29/豊島26-29/安芸27-28)
今回の修斗大阪大会のメインイベントは九州出身で大阪を拠点とする新旧ストライカー対決となった。
石原は鹿児島出身の34歳。11年に修斗でデビューし、15年のRoad to UFCを経てUFCと契約し、16~19年にUFCに上がり、8戦3勝5敗、最後は3連敗で契約が終了する。21年1月に修斗ニューピア大会に出場し祖根寿麻に判定負けした後、居住する米国のローカル大会で8戦し3勝4敗1分。昨年12月の大阪大会で約4年ぶりに日本の大会に上がると、轟轟を50秒左フックでKOしたが、今年5月には青井太一に1R中盤、右フックでKO負けした。
宮口は佐賀出身の27歳。フルコンタクト空手をベースとし、23年のプロ修斗でのデビュー以来、GLADIATORの1試合含め、6試合ともKO勝利、4連続1R勝利中。1月の後楽園での新人王決定トーナメント・バンタム級決勝戦では恵真を右三日月蹴りからのパンチと膝の連打でわずか32秒で仕留めて優勝。5月の福岡大会では地元実力者の野尻由定を1R右ストレートでKO。生中継の解説を務めた佐藤ルミナ氏もを「総合打撃の天才」と絶賛していた。9月のニューピア大会で倉本一真戦が組まれたが、倉本の怪我で中止となっていた。
試合は新鋭の宮口が優位に進めるが、ベテラン石原も最後一矢報い見せ場を作るスリリングな内容に。1R、石原がサウスポー、宮口がオーソドックスで構える。両者見合ってほとんど攻撃を出さない状態が続くが、中盤に入り、宮口が右ハイを当てて石原をダウンさせる。宮口は石原をがぶって押さえコントロールし、背中を付けさせる場面も作って肘を当て、石原は頭部をカットして出血する。石原が座った状態になると、宮口はボディに膝蹴りを当てるが、顔面に当たりかける膝もある。終盤、石原が立つが、離れ際に宮口の左フックが当たると、石原はすぐフラついてスリップし、引き続き宮口が押さえる。再びスタンドに戻ると、片岡レフェリーはブレイクし、カットしている石原にドクターチェックが入る。1分半ほどで再開し、宮口は右三日月蹴り、ストレートを当てて石原を追い詰め、最後は組み倒して終える。記者採点は宮口。10-8とついても不思議ではない。
2R、宮口が右の前蹴りを放つと、石原は蹴り足をつかんで倒して上になる。宮口はすぐに金網際まで動いて金網を背にして立ち上がって離れ、石原に攻撃させない。中盤、宮口が右ストレートを立て続けに当てて石原を追い詰める。石原がタックルを仕掛けて倒すが、すぐに宮口は体を起こして上を取り返す。終盤、宮口はハーフで押さえてパウンドと肘を落とす。最後、石原が立つと、宮口は首を抱えて倒し、アナコンダチョークを狙うが、極まりは浅く時間切れとなる。記者採点は宮口。石原もテイクダウンを奪っているため10-9が妥当だと考えたが、ジャッジは3者とも8-10とつける。
3R、宮口がプレッシャーをかけ、フェイントを織り交ぜつつ左ストレートをヒットする。石原がまたもダウンし、宮口は上から押さえつつパウンドを当てる。宮口はがぶった状態で押さえ続け、中盤過ぎにはバックに回り込むが、両足を絡めて捕獲できず打撃も少ない。終盤、石原は立ち上がるが、宮口が立ち際のグラウンド状態で石原の顔面に膝を当てる反則を犯したため、片岡レフェリーは一旦ブレイクし、減点1を科す。2Rまでにもグラウンドの相手への顔面膝を当てる場面が何度かあったため、その累積での減点の可能性もある。宮口は未経験の3R目なこともあって、集中力・体力が低下していたゆえの反則か?そしてその心身の状態はその後の展開にも影響を及ぼした模様で、再開後、石原が前に出て、ワンツーでの左ストレートを当ててダウンを奪い返す大逆転の流れとなり、場内は大盛り上がりに。だが宮口はすぐ立つと、前に出て、左ストレートでダウンを奪い返す。最後はフラフラで立っているのがやっとの石原に対し、宮口が右ハイを当てて終える。記者採点は宮口。ジャッジは割れ、1者が石原につけ、2者が宮口につける。記者採点合計27-29で宮口。ジャッジ3者も宮口を支持し、宮口が判定勝ちした。宮口はこれでプロ7戦全勝、修斗6戦全勝となったが、連続フィニッシュ勝利は途絶えた。
マイクを持った宮口は「夜叉坊さんありがとうございます。総合始める前からずっと見ていた選手なので、戦えてうれしいです。これから練習とかお願いします」と石原を称え「とりあえずUFC目指しているんで、そこに行けるよう頑張ります」とアピールした。
中村優作、約7年ぶり修斗で判定勝ちし新井丈戦を熱望
第12試合 58kg契約 5分3R
○中村優作(TEAM FAUST/元WSOF-GCフライ級王者)
×打威致[だいち](有永道場TeamResolve)
判定3-0 (加納30-27/安芸30-27/豊島30-27)
地元大阪出身の中村は39歳。修斗には19年3月以来6年8カ月ぶりの出場となる。その後はRIZINを主戦場とし、23年10月にヒロヤに判定勝ち、昨年3月にアルマン・アシモフに判定勝ちし2連勝中だが、それから約1年8カ月、MMAの試合が空いた。昨年6月のKNOCK OUTではUNLIMITEDルールの試合で栗秋祥梧に1R KO負けしている。
山口から参戦の打威致は修斗5戦3勝1敗1分の24歳で、最近では7月の広島大会で親川龍に1R TKO勝ちしている。
試合は中村の完勝に。1R、中村は日本拳法特有のガードを低くした構えで出入りしつつ、左ジャブを的確に当てる。早くも打威致は口から出血する。終盤、打威致がタックルを仕掛けると、がぶった状態で中村が片膝立ちの打威致の頭に膝を当てる反則を犯し、レフェリーから注意される。スタンドから再開する。最後、打威致がタックルで倒すが、中村は金網際で立つと、すぐ上を取り返して終える。中村がポイントを先取する。
2R、打威致がプレッシャーをかけるが、中村はステップでかわしつつ、自分の左フック、右ストレートを随所で当てて、じわじわダメージを与える。中盤過ぎ、中村が倒して上で押さえ、終盤にはバックを奪い、パウンドを時折当て主導権を維持する。中村が点差を広げる。
3R、中村がスタンドでのパンチ、タックルでのテイクダウン、トップキープで主導権を維持する。中盤以降、中村は上からの攻めを続ける。終盤、打威致は上を取り返し、金網際で押さえるが、中村は上を取り返し、最後はバックから押さえ、肘を当てて追い詰めて終える。中村が3Rともポイントを取り判定勝ちした。
マイクを持った中村は、体調不良で休養中の田中路教を「まだまだできるやろ。帰って来いよ」と話し、この後メインを務める石原について「最後凄い試合になるんで期待してメイン見てください」と話し、チーム・アルファメール・ジャパン時代の盟友たちを激励した。
続けて中村は「次、来年3月あたりで新井丈選手、おもろいんちゃうんかと思って。向こうヒロヤに負けてるし、俺、勝っているし 向こうランカーで、俺入ってないし お互いメリットあると思うんですよね。(大会主催の坂本)代表、どうですか?滑ってます?絶対新井でしょ。めっちゃおもろなると思うんですよ。RIZINじゃなく修斗で見たいですよね」とアピールした。
第11試合 新空手 Stand up キックルール CKC -67.5kgトーナメント決勝戦 3分3R(延長1R)
×惺也[せいや](OISHI GYM)
○森本現暉(猛者連精華支部華一門/RISEスーパーライト級(65kg)11位)
判定0-3 (加納28-30/鍋久保28-30/豊島28-30)
※森本が優勝
第10試合 フライ級 5分3R
×梅筋毒一郎[ばいきんどくいちろう](コブラ会/世界7位)
○杉本静弥(THE BLACKBELT JAPAN/世界8位)
1R 2’18” KO (左ストレート→グラウンドパンチ)
1R、杉本はサウスポーで構え、プレッシャーをかけ、的確にパンチを当て続けると、中盤、左ストレートを当ててダウンを奪い、パウンドラッシュで仕留めた。マイクを持った杉本は「修斗で5戦して4勝(1分)なんですけど全てKO勝ちしています。先週、フライ級のタイトルマッチ見に行きました。自分、勝てます。いつでもいいです。やらせてもらえればと思います」とアピールし、関口祐冬に3R一本勝ちして新王者となった亮我(ゴンズジム)への挑戦を希望した。
第9試合 フェザー級 5分3R
×山本健斗デリカット(コブラ会/世界7位、環太平洋4位)
○ヒカル(G-face)
判定1-2 (加納28-29/安芸29-28/鍋久保28-29)
第8試合 インフィニティリーグ2025 女子スーパーアトム級 5分2R
×嶋屋 澪(SISU/勝ち点1)
○片山智絵(修斗ジム大阪/勝ち点1→4)
判定0-3 (片岡18-20/安芸18-20/豊島18-20)
第7試合 2025年度新人王決定トーナメント フライ級 準決勝 5分2R
△龍城(直心会)
△浅井大海(G-face)
判定0-0 (加納19-19/安芸19-19/片岡19-19)
※浅井が優勢ポイント0-3でトーナメント決勝に進出
第6試合 バンタム級 5分2R
○中島 陸(ゴンズジム)
×斉藤大樹(ピロクテテス新潟)
1R 4’58” KO (グラウンドパンチ)
第5試合 フライ級 5分2R
×三浦颯太(修斗GYM神戸)
○柴山海音[かいと](G-face)
1R 1’36” フロントチョーク
第4試合 フェザー級 5分2R
○グ・ジユン(修斗ジム神戸)
×稲葉祥真(ASH)
1R 3’54” 裸絞め
第3試合 新空手 Stand up キックルール 55kg契約 3分3R
○正木翔夢(OISHI GYM)
×大成(Tem Free Style)
1R 1’07” KO (右フック)
第2試合 新空手 Stand up キックルール CKC -67.5kgトーナメント一回戦 3分3R(延長1R)
○森本現暉(猛者連精華支部華一門/RISEスーパーライト級(65kg)11位)
×有馬伶弍(龍生塾)
3R 1’48” KO (右膝蹴り)
第1試合 新空手 Stand up キックルール CKC -67.5kgトーナメント一回戦 3分3R(延長1R)
○惺也[せいや](OISHI GYM)
×狂介(道化俱楽部)
判定3-0 (加納29-26/鍋久保29-26/豊島30-26)

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