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2025.11.21 17:15

UchuBizスタッフ

 BULL(栃木県宇都宮市)はドイツ企業MAITY Spaceと宇宙の持続可能性と安全性の促進に向けた戦略的パートナーシップを確立する覚書(MOU)を締結した。11月21日に発表した。

 BULLが開発する、衛星やロケットが宇宙ゴミ(スペースデブリ)になるのを防ぐ技術(Post Mission Disposal:PMD)とMAITY Spaceの自動衝突回避サービスや宇宙状況把握(Space Situational Awareness:SSA)などでの運用面での卓越性やソフトウェアによるリスク低減能力を組み合わせることで以下を推進していく。

PMD展開と軌道上リスク管理サービスを統合した包括的システムの共同開発

欧州や日本を拠点としたグローバル市場向け協調的なビジネス展開

 今回の戦略的パートナーシップで両社は持続可能な軌道環境の実現に向けた主要なドライバーとなり、衛星運用者やロケット打ち上げ事業者、政府・公共機関などに信頼性高く実運用に即したシステムを提供していくとしている。

 MAITY Spaceは2024年に設立されたドイツのスタートアップ企業。宇宙安全や運用での衝突回避サービスが専門という。同社は、欧州宇宙機関(ESA)の衝突回避フレームワーク「colafw」を基盤とした、飛行実証済みの衝突回避システムを提供している。

 このフレームワークは、同社の共同創業者であり、最高技術責任者(CTO)であるQuirin Funke氏が設計、開発した。同社は、ミッションリスク評価やデブリ低減分析、ソフトウェア開発に豊富な経験があるという。宇宙でのミッションのライフサイクル全体を通じて包括的なSSAサービスを提供できるとしている。

 SSAは、運用中の衛星や運用が終了した衛星などの位置や軌道などを把握することが目的。

(左から)BULL 最高経営責任者(CEO) 宇藤恭士氏、MAITY Space CEO Vjeran Wertag氏(出典:BULL)(左から)BULL 最高経営責任者(CEO) 宇藤恭士氏、MAITY Space CEO Vjeran Wertag氏(出典:BULL)

関連情報
BULLプレスリリース(PR TIMES)

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