資産差し押さえならベルギーとユーロクリアに法的措置、ロシア下院決議

2025年7月22日、モスクワ中心部にあるロシア下院の全景。REUTERS/Yulia Morozova

[モスクワ 20日 ロイター] – ロシア下院議会は20日、ウクライナ侵攻を受けて欧州連合(EU)が凍結しているロシア国有資産について、EUが差し押さえに動けば、資産が保管されているベルギーと同国にある証券決済機関ユーロクリアに対し法的措置を取るとの決議を採択した。ロシアが被った損失を補填するために、「非友好国」の非居住者の資産を利用することも盛り込んだ。

EU欧州委員会は、域内で凍結されている2100億ユーロ相当のロシア政府資産について、そのうちの最大1850億ユーロ(2170億ドル)を没収はせず、ウクライナ向け融資に活用する計画を提案している。

決議は、EU加盟国によるロシア資産活用案は「事実上の違法な財産差し押さえで、実施されれば完全な窃盗とみなすことができる」と指摘。「ロシアの資産に対するいかなる攻撃も、違法に凍結されたソブリン資金の大部分が保管されているユーロクリアとベルギーに対し、いかなる法域においても、担保措置としての資産差し押さえ要求を含む損害賠償請求から始まる適切な法的対応を取らなければならない」とした。

「非友好的な国の非居住者の資産も、賠償原資として利用することができる」としている。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

WACOCA: People, Life, Style.