
写真はCOP30会議に出席するルラ大統領。19日撮影。REUTERS/Adriano Machado
[ベレン(ブラジル) 19日 ロイター] – ブラジルは19日、国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議(COP30)で目指していた早期の合意を得られなかったが、ルラ大統領は主要な問題で各国間の相違が残るものの、会議の最後の2日間で進展が見られるという楽観的な見方を維持した。
議長国ブラジルは化石燃料や気候変動対策資金など、各国間の意見の隔たりが大きい問題について早期の合意を目指していた。
ルラ氏はこの日、合意をまとめるため主要交渉担当者らと会談した。
会談後、記者団に「COPが地球に提供できる最高の結果をもたらすと確信して、私はここを去ることができて非常にうれしい」と語った。
ブラジルは合意文書の修正案を19日に提示することを目指していたが実現せず、20日になる見通しだ。期限を大幅に超過する最近のCOPの傾向を打破したい意向だったが、かなわなかった。
約2週間の日程で開催されているCOP30には気候変動を制限するための多国間行動の強化に向け、約200カ国が集まったが、重要な問題での対立は依然残っており、地球温暖化を遅らせる国際的な意志が改めて試されている。
主な焦点となっている問題は、化石燃料からの脱却に向けた「ロードマップ」の策定で各国が合意できるかどうかだ。
2023年開催のCOP28はこの移行で合意したが、各国はその手段や時期を示していない。
ドイツ、ケニア、英国を含む数十カ国がロードマップの合意に賛同しているが、19日時点で支持を表明したのは参加国のうち半数未満にとどまっている。
欧州連合(EU)は、より多くの国々の賛同が得られるよう19日夜に提案を提出した。
ロイターが確認したこの提案では、各国は気候変動に関する最良の科学に基づいて化石燃料からの転換を管理するためのロードマップを提示するが、個々の国に特定の義務は課されない。
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