欧州委、軍事輸送の新システム提案へ 国境越えた機動性向上に向け

ベルギー・ブリュッセルにある欧州連合(EU)委員会本部の外ではためく旗。7月撮影。REUTERS/Yves Herman//File Photo

[ブリュッセル 17日 ロイター] – 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は、国境を越えた軍事輸送のための緊急システム構想を提案する予定であることが分かった。大陸内での兵士や装備の移動を容易にするため、加盟国の輸送手段を統合することも提案するという。ロイターが17日に文書草案を入手した。

19日に提出予定の草案では、緊急時に特別な国境輸送措置を可能にし、「軍隊にインフラ、輸送資産、必須サービスへの優先アクセス」を与える新たなシステムの設置を提案した。また、国境を越えた軍事輸送の許可申請に関する統一ルールの策定と、加盟国が軍事輸送能力を提供できる「連帯プール」の設置も含まれている。

EUは、ロシアの攻撃に対する懸念と米国の今後の防衛を巡る疑念を背景に防衛力強化を目指す中、軍事的機動性を優先分野の一つとしている。ただ、今年実施された監査では、軍の人員、装備、物資を国境を越えて短期間で移動させるというEUの目標がまだ達成されていないことが判明している。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

WACOCA: People, Life, Style.