
11月17日 格付け会社フィッチは14日、ウクライナの長期外貨建てソブリン格付けを「制限的デフォルト」に据え置き、大半の対外商業債権者との関係が正常化するまで変更しない方針を示した。写真は2020年10月、キーウで撮影(2025年 ロイター/Valentyn Ogirenko)
[14日 ロイター] – 格付け会社フィッチは14日、ウクライナの長期外貨建てソブリン格付けを「制限的デフォルト」に据え置き、大半の対外商業債権者との関係が正常化するまで変更しない方針を示した。
ロシアとの戦争長期化が経済を圧迫し続け、今年の防衛費は約2兆9600億フリヴニャ(708億6000万ドル)に上っている。
国内総生産(GDP)連動ワラント債(経済成長が一定水準を超えると返済額が上乗せされる債券)債権者との協議が今月行われたが、半年で2度目の決裂となり、32億ドル規模の債券型証券の再編に向けた取り組みが一段と遅れている。さらに、ウクライナ中央銀行は、2025年のGDP伸び率予測を引き下げた。
フィッチは「ウクライナは戦争終結後も大規模な軍事力を維持する可能性が高く、支出圧力はなお高い」と分析した。
国際通貨基金(IMF)と23年に合意した155億ドルの既存融資枠は年末までの戦争終結を前提としているが、収束の見通しがなお遠いことから新たな融資プログラムを協議中。既に106億ドルの融資を受けている。
フィッチは「中期的には、多額の資金需要を賄うため引き続き外部の資金源に依存することになる」と述べた。
通常、フィッチは「CCC+」以下の格付けのソブリン債には格付け見通しを付与しない。
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