
2022年3月4日、フランス、サン・ナゼール近郊のモントワール・ド・ブルターニュにあるヤラ・フランス工場の煙突からの排出物を示す写真。REUTERS/Stephane Mahe
[ブリュッセル 13日 ロイター] – 欧州議会は13日、二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガス排出量を2040年までに1990年比で90%削減し、目標のうち5%は域外国からの排出権購入で賄うことを認める欧州連合(EU)欧州委員会の計画を賛成多数で承認した。賛成が379票、反対が248票、棄権が10票だった。承認により、EU法として成立する道が開かれた。
EUに助言する科学分野の専門家は、地球温暖化や干ばつがさらに悪化するのを防ぐためには気温上昇を1.5度以内に抑えることが必要だとし、そのためには排出権購入をせずに温室効果ガス排出量を少なくとも90%削減する必要があると指摘した。しかし、今回の計画は排出権購入を含んでいるため、気温上昇を1.5度以内に抑える要件を満たしていない。
妥協によって苦渋の内容となったものの、中国を含めた主要国の温室効果ガス排出削減目標に比べると野心的な内容だ。
一方、欧州議会で第3勢力となっている極右会派「欧州の愛国者」が提出した気候変動対策目標の完全撤廃案は否決された。
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