
尾上松緑さん(松竹提供)
国内に現存する最古の芝居小屋とされる香川県琴平町の旧金毘羅大芝居(金丸座、国重要文化財)で来春開かれる「第39回四国こんぴら歌舞伎大芝居」の概要が決まり、主催する同町などが14日に発表した。4月10日に開幕し、演技力に定評のある尾上松緑さんが9年ぶりに出演。ベテランの中村雀右衛門さんらとともに春の讃岐路を華やかに盛り上げる。
期間は4月10〜26日の17日間(16日は休演)。午前(第1部)と午後(第2部)の2部制で、各2演目を上演する。松緑さんは第1部の「身替座禅(みがわりざぜん)」で、愛人との密会がばれた大名・山蔭右京をコミカルに演じる。第2部の「妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん) 三笠山御殿」では、2年ぶりに出演の雀右衛門さんがお三輪という娘役で、情熱的で切ない恋心を表現。松緑さんも漁師・鱶七(ふかしち)役で登場する。
第2部は映画「国宝」でも注目された舞踊の名作「鷺(さぎ)娘」で締めくくる。鷺の精役は若手女形の板東新悟さんが演じる。
記者会見で片岡英樹町長は「舞台と客席が近い金丸座ならではの演出を楽しんでほしい」と話した。
チケットは特別席2万円、A席1万6千円、B席1万2千円。問い合わせは事務局(0877(75)6714)。(青木進一)

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