(CNN) 国営メディアによると、中国の宇宙飛行士3人が14日、予定より1週間以上遅れて地球に帰還した。宇宙船の窓が宇宙ごみの衝突で割れたとみられる事案を受けて、3人は宇宙での予定外の長期滞在を余儀なくされていた。

カプセルのハッチが開いた後、医療チームが宇宙飛行士の健康状態が良好であることを確認したという。中国国営メディアCCTVが報じた。

宇宙船「神舟20号」に乗り組んでいた当該の宇宙飛行士たちは、5日に宇宙ステーション「天宮」でのミッションを終える予定だった。次の6カ月間のミッションを引き継ぐために到着した、新たな乗組員に宇宙ステーションの「鍵」も渡していた。

「神舟20号」と「神舟21号」の乗組員が引継ぎの文書に署名する様子=2025年11月4日/CCTV
「神舟20号」と「神舟21号」の乗組員が引継ぎの文書に署名する様子=2025年11月4日/CCTV

しかし国営新華社通信によると、彼らの宇宙船に「微小な宇宙ごみが衝突した疑い」が生じたため、帰還は延期された。

中国有人宇宙プロジェクト弁公室(CMSA)によると、9日間の待機期間を経て、宇宙飛行士らはようやく、到着した乗組員を輸送した宇宙船「神舟21号」で帰還した。

「神舟20号」搭載した「長征2F」ロケットが酒泉衛星発射センターから打ち上げられる様子/China Daily/Reuters
「神舟20号」搭載した「長征2F」ロケットが酒泉衛星発射センターから打ち上げられる様子/China Daily/Reuters

損傷した神舟20号は帰還カプセルの窓に「わずかなひび割れ」が生じた。これはおそらく宇宙ごみとの衝突によるものとみられ、帰還する乗組員にとって安全ではない状況になったとCMSAは説明する。帰還する代わりに神舟20号は軌道上に留(とど)まり、実験を行うとCSMAは述べた。

新華社によると、宇宙ステーションには軌道上で2組の乗組員をサポートできる十分な収容能力があるため、乗組員らは滞在期間の延長中も新たに到着した神舟21号の宇宙飛行士と共に作業と生活を続けていた。

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