
ロシア産石油の海上経由輸出分の3分の1近くに相当する日量約140万バレルが、タンカーに積まれたままになっていることが明らかになった。写真はロスネフチのロシア籍原油タンカー。トルコ・イスタンブールのボスポラス海峡で2023年7月撮影(2025年 ロイター/Yoruk Isik)
[モスクワ 13日 ロイター] – ロシア産石油の海上経由輸出分の3分の1近くに相当する日量約140万バレルが、タンカーに積まれたままになっていることが明らかになった。米金融大手JPモルガンが13日、指摘した。米国によるロシア石油大手ロスネフチ(ROSN.MM), opens new tabとルクオイル(LKOH.MM), opens new tabへの制裁に伴って、荷下ろしが遅れているため。
米国は2社との取引を21日までに全て終えるよう求めている。
JPモルガンは、2社から供給された石油の引き取り期限となる21日以降は、荷下ろしが極めて困難になるとの見方を示した。その上で「ロスネフチとルクオイルへの制裁が施行されると、ロシアの石油輸出は新たな混乱局面に入り、最大顧客のインドと中国は12月の購入を大幅に減らすことになる」と述べた。
貿易業者が今週ロイターに明らかにしたところによれば、ロシアの西部諸港(プリモルスク、ウスチルガ、ノボロシースク)で荷積みしている多くの船舶は、行き先としてスエズ運河やエジプトのポートサイドを登録しているが、その後は中国やインドなどアジアの港に向かっている。売れ残った石油は最終的に中国に向かう可能性が高いとみられている。
ロシア産原油はこの1年、大幅に割安な価格でアジアで売られている。
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