カーライル、ルクオイルのロシア国外資産の買収を検討

写真は大手石油会社ルクオイルの本社前。10月23日、モスクワで撮影。REUTERS/Ramil Sitdikov

[ロンドン 13日 ロイター] – 世界最大級のプライベート・エクイティ(PE)企業の米カーライルは、ロシアの石油大手ルクオイル(LKOH.MM), opens new tabが外国に抱える資産の買収を検討していると、事情に詳しい複数の情報筋が明らかにした。

ウクライナに侵攻したロシアへの制裁を強化して和平交渉の席に着かせるため、米政府はルクオイルに対して制裁を発動。ルクオイルは今月21日の期限を前にスイス系商社ガンバー・グループへの資産売却を試みたが、米政府が拒否していた。

ルクオイルの国内外での石油生産量は世界シェアの約2%を握り、外国に抱える資産の買い手を探していると表明している。ルクオイルの外国資産は世界の石油生産量の0.5%に当たり、2024年の提出書類に基づくと約220億ドルの資産価値があると推計される。

情報筋の1人によると、カーライルの資産買収検討はまだ初期段階にある。同社はデューデリジェンス(資産査定)の開始前に米当局への承認申請の提出を検討しているものの、最終的に買収を見送る可能性もあるという。

別の情報筋は、カーライルがルクオイルに対して買収への関心を伝えたことを明らかにした。

カーライルはコメントを拒否した。ルクオイルもコメント要請に応じなかった。

ルクオイルは欧州に3つの製油所を保有し、カザフスタンやウズベキスタン、イラク、メキシコ、ガーナ、エジプト、ナイジェリアの油田に権益を持っている。また、米国を含めた世界中に数百カ所のガソリンスタンドを展開している。

カーライルの運用資産は4740億ドル規模に上っている。

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Shariq Khan

Shariq is a New York-based energy reporter and has led coverage of the destruction caused in the oil patch by the coronavirus pandemic, the industry’s rebuilding efforts, and the upheaval of trade routes from Russia’s invasion of Ukraine, among other major developments.

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