ナイジェリアでジェノサイド「起きていない」、アフリカ連合委員長がトランプ氏発言に反論

写真はアフリカ連合委員会(AUC)のユスフ委員長。 9月8日、エチオピアのアディスアベバで撮影。REUTERS/Tiksa Negeri

[国連 12日 ロイター] – アフリカ連合(AU)の事務局アフリカ連合委員会(AUC)のユスフ委員長は12日、ナイジェリア北部でジェノサイド(民族大量虐殺)は起きていないと述べ、「多数の」キリスト教徒が殺害されているとするトランプ米大統領の主張に反論した。

トランプ氏は今月、ナイジェリアでキリスト教徒が多数殺害されているとして、同国政府が対応しなければ軍事介入する可能性を示唆した。

ユスフ氏は米ニューヨークの国連本部で記者団に「ナイジェリア北部で起きていることは、スーダンやコンゴ民主共和国の東部の一部で見られる残虐行為とは全く無関係」とし、「そのような発言をする前に、よく考えてほしい」と述べた。「イスラム過激派組織ボコ・ハラムの第1の犠牲者はキリスト教徒ではなく、イスラム教徒だ」と指摘した。

ナイジェリア北東部では、ボコ・ハラムが活動し、過去15年間に数万人を殺害している。犠牲者の大半はイスラム教徒と人権専門家らは指摘する。

同国外務省は、「人種、信条、宗教に関わらず、全ての国民を守り続ける」と表明し、米国が緊密な同盟国にとどまるよう期待すると述べている。

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