米下院は12日、連邦政府の閉鎖を終わらせるための表決を行う。43日に及ぶ閉鎖で空の便は混乱し、食糧援助は遅延、連邦職員は給与が支払われない中での勤務を余儀なくされた。
ジョンソン下院議長は、上院を通過し、トランプ大統領も支持するつなぎ予算案は、迅速に可決されるだろうと述べた。しかし、下院民主党の指導者らは、反対票を投じるよう議員らに促しており、激しく抵抗している。

ジョンソン下院議長
Photographer: Aaron Schwartz/Bloomberg
米史上最長となった今回の政府閉鎖は多くの問題を引き起こしたが、ここ数日はさらに悪化し、早急に政治的な解決策を見いだすことが求められている。
ダフィー運輸長官は11日、「政府が再開しなければ、週末にかけてさらに大規模な混乱が生じるだろう」と警告していた。シカゴ・オヘア国際空港を訪問したダフィー氏は「事態は大幅に遅れることになるため、下院はその役割を果たさなければならない」と述べた。
空の便が通常に戻るまでにはまだ数日かかる可能性があり、補助的栄養支援プログラム(SNAP、旧称フードスタンプ)に加入する4200万人は、大半が給付を受けるまでさらに待つ必要があるだろう。閉鎖によって政府全体で業務が滞り、遅延が発生していたが、再開してもこれを取り戻すにはかなりの時間を要する可能性が高い。
上院は10日、民主党議員8人から賛成を得て、つなぎ予算案を可決した。つなぎ予算が成立すれば、連邦政府は来年1月30日まで運営を維持することができ、一部政府機関などは9月末までの予算を得られる見通しだ。

ワシントンのレーガン・ナショナル空港のフライト情報掲示板(11日)
Photographer: Eric Lee/Bloomberg
下院の保守強硬派グループ「自由議員連盟(フリーダム・コーカス)」のハリス会長(共和)が条件付きで支持を表明したことも、下院可決への追い風となるとみられている。
今回の法案には休職中の連邦政府職員への給与支払い再開や閉鎖期間中に一時解雇された政府機関職員の復職措置などが盛り込まれているほか、1月末までの追加人員削減も防ぐ内容となっている。
ただし今回は、民主党が閉鎖解除の条件として求めていた医療保険制度改革法(オバマケア)の保険料補助の延長は含まれていない。共和党のスーン上院院内総務は、今後数週間以内に補助措置について採決を行うと約束しているが、補助措置が期限を迎える12月31日以降も存続するかどうかは不透明だ。
原題:House Poised to End Historic Shutdown Over Democrats’ Objections
(抜粋)
— 取材協力 Miranda Davis
(詳細を加えます)

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