【写真を見る】口蹄疫乗り越えつかんだ快挙  宮崎のブランド牛「有田牛」が世界ステーキ品評会で金賞

家畜伝染病、口蹄疫を乗り越えつかんだ快挙。宮崎で育んだ和牛を世界に届けます。

■世界から500社以上参加 ミシュランのシェフらが審査員を務める和牛部門

日本時間の11日朝、イギリスのロンドンで行われた世界最高峰のステーキを決める「ワールドステーキチャレンジ」の授賞式。

世界から500社以上が参加し、ミシュランのシェフらが審査員を務める和牛部門で、西都市の有田牧畜産業のブランド牛「有田牛」が、見事、金賞を受賞しました。
これは県内初の快挙です。

授賞式に出席した有田米増社長は

(有田牧畜産業 有田米増社長)
「世界でナンバーワンを獲れたような気持ちで、家族、関係者、地元の人から応援してもらえた結果かなと思う。宮崎の誇りに思う」

海外の卸業者や品評会の関係者もそのおいしさに太鼓判を押します。

(スペインの有田牛の輸入卸業者)
「有田牛は私にとって世界一の肉」

(品評会の主催者)
「A5などのランクは関係なく、純粋な味で評価している。有田牛は最高レベルの味を引き出している」

■口蹄疫で約3200頭の牛を失う

宮崎の畜産業界にとっても大きな意義がある今回の受賞。ただ、ここに来るまでには大きな困難もありました。

創業65年を迎え、現在、およそ8000頭の牛を飼育している有田牧畜産業。

しかし、2010年、県内に甚大な被害をもたらした家畜伝染病の口蹄疫により、およそ3200頭の牛を失いました。

(有田牧畜産業 有田米増社長)
「愕然とした。頭の中が真っ白になったような気持ちだった。順番に埋却、処分をしていく中で、いろんな人たちの協力でトラックとか何十台も来てもらって、この子牛と親だけは一緒に埋却してくれと、そんな思いで心が痛む時期があった」

それでも、奮闘を続けた有田社長は地下の天然水や自社配合の飼料使うなど肥育方法にこだわり続け、循環型農業も実践するなど、世界基準の牧場を実現。

海外からも高く評価を受け、今ではヨーロッパやアジアなど30か国以上に輸出するまでになりました。

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