三重県のイノベーションを促進する『TOKOWAKA-MIE オープンイノベーションプログラム 2025』

三重県は、新規事業の創出に向けた取り組みとして、株式会社eiiconが運営する日本最大級のオープンイノベーションプラットフォームを活用し、『TOKOWAKA-MIE オープンイノベーションプログラム 2025』を始動させました。このプログラムは、地域の企業と全国のスタートアップが協力し、具体的なビジネスを生み出すことを目的としています。公募を通じて選ばれた三重県内企業3社が参画し、共創モデルの構築に挑むこととなります。

参加企業とビジネステーマ

本プログラムに参加することが決まった企業は次の3社です:

1. 宇野重工株式会社 – 停電時に自動で作動する無動力止水システムの開発を目指す。具体的には、自然の力を利用した止水構造の開発に取り組み、地域の水災害対策に寄与する試みです。
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2. 株式会社近藤建設 – 「人に寄り添う工程リンク現場配置システム」の開発に取り組む。働き方に合った建設現場の最適配置を目指し、AIを活用した効率化を図る計画です。
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3. 三坂ライト工業株式会社 – FRPトレイ廃材の再資源化を目指し、産業廃棄物削減に挑戦。高付加価値商品を開発し、環境保護に貢献するための新しいプロダクトの創出を目指します。
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プログラムの背景と意義

『TOKOWAKA-MIEオープンイノベーションプログラム2025』は、三重県の経済を持続的に発展させるため、地域の企業が新しいアイデアを実現できる環境を整える狙いがあります。このプログラムは、過去3年間にわたって行われ、既に13の成功したプロジェクトが誕生しており、地域経済の活性化に寄与しています。

令和7年度オープンイノベーション推進事業

三重県が実施するこの事業は、イノベーションを通じて新しいビジネスを創出し、地域の活性化を実現することを目指しています。参加企業は、他社と連携しながら、自社の製品やサービスを進化させることが可能です。また、今回のプログラムを通じて、ビジネスアイデアを持つ企業が意欲的に新規事業に参入する機会を増やします。

応募方法と今後のスケジュール

『TOKOWAKA-MIE オープンイノベーションプログラム 2025』へのパートナー企業の募集は、2025年11月12日から開始されます。応募資格は、プロダクトや技術を持ち、事業化に取り組む法人です。応募締切は12月8日で、選考後に採択された企業は、実証実験を行うことで具体的なビジネスを進化させていくことが期待されています。成果発表会(DEMODAY)は2026年3月2日に予定されています。

最先端の技術を有するスタートアップと連携することによって、三重県の経済とビジネス環境はどのように変わっていくのか、大変興味深い展望が待っています。ぜひ、多くの企業からの参加を期待したいところです。

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