ニュースリリース

東京都環境局の「わが家の環境局長事業」と連携し、子どもたちの環境意識のきっかけづくり



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東急不動産株式会社
ダイキン工業株式会社

東急不動産株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:星野浩明、以下「東急不動産」)とダイキン工業株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社⻑ 兼 COO:竹中 直文、以下「ダイキン」)は、東京都環境局の「わが家の環境局長事業」と連携し、東京都在住・在学の小学生を対象とした環境啓発イベント「エアコン分解&都心で芋ほり体験」を2025年11月8日(土)に開催いたしました。両社は、これまでオフィスビル・商業施設における空調機の省エネ対策をはじめとした環境課題に取り組んでまいりました。今回はその知見を活かして、家庭での省エネや環境を考えるきっかけづくりを目的としたイベントを実施し、小学生とその保護者の方20組40名にご参加いただきました。

当イベントの前半では、ダイキンが運営する体験型ショールーム「ダイキンソリューションプラザ フーハ東京」にてダイキン社員からエアコンの仕組みを解説した後、参加者が実際にエアコン分解を体験し、家庭でのエアコンのお手入れに役立つ知識を学びました。後半では、東急不動産が運営する日本橋丸善東急ビルの屋上にて空調室外機の最先端の省エネ対策として実施している芋緑化※1の見学と、その取り組みにより栽培されたサツマイモの収穫体験を行いました。

※1
株式会社日建設計と住友商事株式会社が共同で開発した技術で、空調室外機の周りに芋の葉を繁茂させ、葉による日陰効果と蒸散作用により機器周辺の温度を下げることで空調電力の低減効果を得る仕組み(2016年特許取得済)。

参加した子どもたちからは「冷房と暖房はどう違うの?冷房運転のときに水がでるのはなぜ?」など、エアコンの仕組みについて積極的な質問が出たほか、「都内で土に触れられる貴重な体験ができて楽しかった。環境配慮に対して面白い形で行われていると感じた。顔より大きいサツマイモが収穫できてびっくりした。」といった感想が聞かれました。東急不動産とダイキンは、子どもたちが楽しみながら環境について学ぶことができるイベントを今後も展開してまいります。

「芋緑化」による省エネ・ヒートアイランド対策について

東京都「わが家の環境局長事業」について

東京都環境局が進める「わが家の環境局長事業」とは、2022年度から実施されている、小学生が「おうちの環境リーダー(わが家の環境局長)」になって、家族で楽しみながら、環境アクションに取り組むことを推進する事業です。様々な企画を提供しており、これまでの参加者数は、小学生延べ約5,400名、家族を含めると約15,000人となります(2025年3月時点。1家族4人世帯として算出した値も含む。)。

東急不動産のオフィスビルでの環境の取り組みについて

東急不動産は環境先進企業として、RE100の認定や再エネ事業など事業に即した環境課題への取り組みを行っています。「環境で選ばれる施設」となるオフィスビルや商業施設をめざす、14社のパートナー企業との廃棄物削減・再生利用等を目的とした「ゼロエミッション倶楽部®」の設立や、使用済みクリアファイルの貸出傘への活用、難易度の高い既存マルチテナントビルにおけるZEB化改修工事などに取り組んでいます。また、今回の芋緑化を含む屋上菜園活動「Vegetable Smiles(ベジスマ)」を通じた交流機会創出にも積極的に取り組んでおり、今後も、様々なステークホルダーと協業しながら環境課題の解決に向けた取り組みを推進し、共創による事業機会の拡大を図ってまいります。

ダイキンのオフィスビルでの環境の取り組みについて

ダイキンは空調ソリューションのリーディングカンパニーとして、オフィスビル向けに省エネ性能に優れた空調機器を提供するだけにとどまらず、空調運用全体の最適化によるエネルギー削減にも取り組んでいます。独自の業務用エアコン遠隔監視システム「エアネットサービスシステム」を活用し、設備の稼働状況や消費電力量を可視化することで、運転のムダを特定・改善し、ビル全体の省エネ化を支援しています。

さらに、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の普及に向けて、高効率空調機、換気・制御技術、熱源・空調システムの最適設計を組み合わせたトータルソリューションを展開。ZEBプランナーとして、設計段階からのエネルギーシミュレーションや最適設備提案を通じて、ZEB Ready・ZEB Orientedなど各種認証取得を支援しています。今後も、空調の視点から建築物の低炭素化と快適性の両立するソリューションを提供し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

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