公開日時 2025年11月11日 05:00更新日時 2025年11月11日 08:07

OTSがNZ不動産を再取得 コロナ後にV字回復、海外賃貸業を展開
建物と土地を再取得した(左から)OTSの奥濱靖取締役組織管理本部長、ジェームス・ヘネシー現地法人共同代表COO、玉城今OTSイベント開発室長=10月、ニュージーランド(提供) 

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琉球新報朝刊

 沖縄ツーリスト(OTS)はこのほど、ニュージーランド(NZ)のクイーンズタウンの不動産(土地、建物)を再取得した。2020年まで同社のレンタカー事業の拠点となっていた場所だが、コロナ禍で撤退を余儀なくされていた。OTSはコロナ禍で債務超過に陥るなど経営が大きく打撃を受けたが、その後のV字回復が顕著で、10月1日付で現地法人「OTS Global」が所有する形での再取得にこぎ着け、再び事業が拡大軌道に入っている。一方、コロナ前のレンタカー事業の再開ではなく、不動産賃貸業として新たな事業展開を目指す。

 OTSでは、海外へのビジネス展開に向け、17年にニュージーランド2カ所にレンタカー事業の拠点を設立。アジアからニュージーランドを訪れる観光客を主なターゲットに営業を開始した。しかし、新型コロナの世界的流行のあおりを受け、20年に閉鎖した。

 賃貸収入や収益は現地法人が得る形となるが、10年以内に投資が回収できる見込み。OTSの東良和会長は、第三国間の観光ビジネスで収益を上げることを大きな目標としていたとし、「事業分野は変化したが、挑戦の遺産である不動産が海外で稼ぐビジネスモデルにつながってうれしい」と語った。

 24年7月から交渉を続け、再取得に至った。現在は1階(約330平方メートル)に動物病院が入居し、2階(約260平方メートル)は複数の医療関係者が診療所として使用している。

 OTSレンタカーは、県内初のレンタカー事業社として1970年に開業。25年10月現在、1300台を保有。コロナ前はニュージーランドのほか北海道でも展開していたが、現在は沖縄本島と宮古、石垣で営業する。(新垣若菜)

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