令和7年11月7日発行
神奈川県 インフルエンザ情報(7)44週
注意報を発令中です!
神奈川県では、第44週(2025年10月27日~11月2日)のインフルエンザの定点当たり報告数が28.47となり、注意報レベルを超えました。感染予防と感染拡大の防止のため、こまめに手を洗い、咳が出るときはマスクをするなどの咳エチケットを心がけましょう。また、体調不良のときは無理せず身体を休めましょう。
予防接種は発症予防、重症化予防に有効です。効果が現れるまで約2週間かかるといわれているため本格的な流行に入る前の接種をご検討ください。
[1]年別・週別報告数の状況

1:インフルエンザは、県内約250か所の定点医療機関から毎週報告されています。定点当たり報告数とは、その週の報告数を報告医療機関数で割った値であり、1定点医療機関当たりのインフルエンザの報告数をあらわしています。
2:令和7年第15週(4月7日から4月13日)からの定点医療機関の変更等に伴い、「流行開始」「注意報」「警報」について、従前の基準値を直ちにあてはめることが出来なくなりました。そのため、国が取扱いを検討することとしています。取扱いが示されるまでの間、本県では従前の基準で「流行開始」「注意報」「警報」を発出する運用を行っております。
注意報レベルは定点当たり報告数10以上、警報レベルは30以上となっています。
5週前
4週前
3週前
2週前
1週前
今週
39週
40週
41週
42週
43週
44週
9月22日
~9月28日
9月29日
~10月5日
10月6日
~10月12日
10月13日
~10月19日
10月20日
~10月26日
10月27日
~11月2日
全国
1.04
1.56
2.36
3.26
6.29
14.90
全県注1
1.24
2.47
4.21
5.62
11.88
28.47
県域注2
0.98
1.85
3.00
4.62
10.30
24.32
インフルエンザ入院患者数 基幹定点12病院合計
全県
1
5
5
7
9
30
注1:全県とは、横浜市、川崎市、相模原市を含む神奈川県全域のことを指します。
注2:県域とは、横浜市、川崎市、相模原市を除いた神奈川県の地域を指します。
[2]年齢・年齢群別の全県定点当たり報告数(神奈川県 2025年第42週~2025年第44週)
2025年第44週は、全ての年齢群で、前週に比べて定点当たり報告数が増加しました。

(9歳以下 全県 再掲)
9歳以下で見ると、全ての年齢で、前週に比べて定点当たり報告数が増加しました。

[3]定点当たり報告数の保健所別推移(神奈川県 2025年第42週~2025年第44週)
全ての保健福祉事務所・センターで、前週に比べて定点当たり報告数が増加しました。


[4]インフルエンザウイルス検出状況(神奈川県衛生研究所実施分)
インフルエンザ施設別発生状況調査注では、3集団12例中11例からAH1亜型が、5集団16例中12例からAH3亜型が検出されています(11月4日時点)。
注:神奈川県各保健福祉事務所・センターと藤沢市および茅ヶ崎市保健所管内の学校等のシーズン初発事例1集団ずつを対象として神奈川県衛生研究所で実施している調査
参考ページ
<全国のインフルエンザ情報>
<インフルエンザに関すること>
<神奈川県の感染症の発生状況>
WACOCA: People, Life, Style.