【SOMPO WEリーグ第13節 EL埼玉戦】攻撃的な姿勢を前面に出し、リーグ戦での連敗を止めるとともに公式戦ホーム4連勝を目指す

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【CEREZO OSAKA】

リーグ後半戦の初戦となった前節、日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦から中6日。セレッソ大阪ヤンマーレディースは、ホームに戻り、ちふれASエルフェン埼玉との2025/26 SOMPO WEリーグ第13節に挑む。

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昨シーズンのWEリーグ王者のホームに乗り込んだ前節は、前半はある程度、守備的に戦い、無失点で試合を進めていきながら、後半に入って浅山茉緩、和田麻希と攻撃的な選手を立て続けに投入。「相手の背後を目指す、ボールを追い越す」(松田岳夫監督)パワーを一段上げることで先制に成功。「90分をトータルで考えて、戦略的に戦いたい」と試合前に指揮官が話していたイメージがピッチで具現化されつつあった。ただし、オフサイドで2点目のチャンスを逃すと、81分にPKから同点に追い付かれ、後半アディショナルタイムにはCKから2失点目。「得点を取れるチャンスがあった分、そこで取りたかったですし、(取れなかったなら)もっと守備は警戒しないといけないところで失点してしまった。リスク管理や予測が足りていなかったと思います」と白垣うのが振り返ったように、攻守両面で詰めの甘さを露呈し、無念の逆転負けを喫した。今節に向けた囲み取材の中で、前節について松田監督は、「確かに惜しいゲームかも知れないけど、トータルで考えても、結果を見ても、あれが我々の力。もちろん、勝てれば良かったですが、まだまだそこまでの力がない。惜しい、で終わらせるのではなく、まだまだ足りないところがあると、再認識する必要があるゲームでした」と試合を総括。今節に向けたミーティングでも、「(守備で)あと一歩、踏み込む」重要性、「(攻撃で)あと1メートル、相手と間合いを取る」必要性を選手たちに訴えた。なでしこジャパンを経験してチームに戻ってきた白垣も、「あの時間帯で2失点したことは、チーム全体の守備として見直さないといけない」と自らを厳しく見つめた。WEリーグ参入後、最も東京NBを追い詰めた手応えは残りつつ、勝ち切るための課題も受け止めて、今後の戦いにつなげていきたい。

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前節からリーグ戦の二巡目がスタートしているが、EL埼玉とは前半戦では第2節で対戦。一進一退の攻防の中から試合終盤は相手のセットプレーやミドルシュートで連続してピンチも迎えたが、GK山下莉奈がビッグセーブを連発。スコアレスドローで勝点1を獲得した。EL埼玉の樋口靖洋監督とは同学年の松田監督。「毎年、年末に昭和36年会という集まりをやっています(笑)。ここ最近、参加できないこともありますが、交流はあります。よくサッカーの話もしますが、『こういうサッカーをしたい』という感覚的な部分は近いです」と話すように、互いにしっかりとボールをつなぎながらゴールを目指すという部分で、似たサッカー観を持っている。その一方で、「(EL埼玉の)最近のゲームを見ると、縦に速い。(縦に速く攻めてくる分)ゴールに近づいてくる回数は多くなると思う」と松田監督はスタイルの変化にも言及する。EL埼玉の印象について、「5番の選手(瀬戸口梢)が中心となってボールを散らしてくるイメージ。そこから背後へのボールの精度が高い」と述べたのは中西ふう。「(白垣)うのと(四本)帆夏が前に強いので、2人が行ったあとのカバー、こぼれ球を拾う意識は持ちたいと思います」と話す。また、やはり今節もカギになるのはセットプレーとミドルシュート。簡単に相手にセットプレーを与えないこと、セットプレーのこぼれ球に対する寄せも徹底したい。昨シーズン、中西はWE初ゴールをEL埼玉から奪った。試合には負けてしまっただけに、「(今度は)勝てるゴールを決めたい」と攻撃参加にも意欲を示す。セレッソとしては、相手の出方いかんに関わらず、今節は攻守に主導権を握ったサッカーを目指す。「どうやって相手を崩すか。どれだけ高い位置でボールを奪えるか。(積極的に)先制点を目指していきたい」と松田監督。前節は右のサイドハーフで途中出場し、自身もゴールに迫った和田は、「サイドでも『中で受けて自由にやっていい』と松田さんに言われて入りました。求められていることは仕掛けだと思ったので、積極的に仕掛けることを心掛けました」と前節を振り返る。今節もプレーするポジションに関わらず、ゴールに向かう積極的な姿勢を強く持って挑む。

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ここからは皇后杯にクラシエカップと、カップ戦も並行しての戦いとなるが、リーグ戦としては残り10試合。「より上を目指すなら、勝ち星を先行していかないといけない」と松田監督。現在、ホームでは公式戦3連勝中。「ファン・サポーターの応援は確実に選手にも届いています。(対戦相手など)巡り合わせもありますが、その応援のおかげでホームでは強さを発揮できていると思います」(松田監督)。今節もサポーターの声援も力に変えて、リーグ後半戦の初勝利、ホームでの公式戦4連勝を目指す。
(文=小田尚史)

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