
ドイツの排外主義的な右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」所属議員2人が来週ロシアを訪問することが分かり、波紋が広がっている。写真は7月、モスクワで撮影(2025年 ロイター/Evgenia Novozhenina)
[ベルリン 6日 ロイター] – ドイツの排外主義的な右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」所属議員2人が来週ロシアを訪問することが分かり、波紋が広がっている。
AfDの政治家は、ロシアが2022年にウクライナへ侵攻した後も、ロシアとの関係を維持し、ドイツのウクライナに対する軍事支援や西側によるロシア制裁を批判してきた。ドイツ連邦憲法擁護庁からは「極右団体」と認定された。
AfDは、ロシアと密接に協力しているとの見方を否定し、あくまで対話をする機会の1つだと主張している。
2人の議員は、ロシア南部のソチで開催される欧州とBRICSの協調に関する首脳会議に参加する。
そのうちの1人、ライナー・ロートフス氏は「ロシアとの紛争がエスカレートして北大西洋条約機構(NATO)やドイツ自身の領域に及ぶのを防ぐため、開かれた対話に向けた全ての合法的手段を駆使することが私の個人的使命と考えている。この非公式な和平外交への努力をためらわないし、公的な批判も甘んじて受ける」と述べた。
ドイツのメディアによると、ロートフス氏はロシアで、メドベージェフ安全保障会議副議長(前大統領)が主催する会合に出席する予定という。
AfDの連邦議員団副責任者を務めるシュテファン・カウター氏は、議論する内容はBRICSにおける経済問題だと説明した。
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