東部要衝ポクロフスクで前進とロシア、ウクライナは包囲否定

ウクライナのドネツク州ポクロフスクで5月21日撮影。REUTERS/Anatolii Stepanov

[モスクワ 6日 ロイター] – ロシア国防省は6日、同国軍がウクライナ東部ドネツク州の要衝ポクロフスクで前進し、ウクライナ軍を排除するため市街戦を繰り広げていると発表した。

ロシアは、ポクロフスクを制圧すればドネツク州でウクライナ支配下に残る主要都市のクラマトルスクとスラビャンスクを制圧する足掛かりになるとして攻勢を強めている。

ウクライナはポクロフスクの状況がここ数日厳しくなっていることを認めたが、戦闘は続いているとし、包囲されていないと主張している。

ロシア国防省は、「第2軍の突撃部隊が中央地区の東部と西部の工業地帯で、包囲されたウクライナ軍部隊の破壊を継続した」と述べた。

市内で過去24時間に64棟の建物を占領したという。

ロシア軍はポクロフスクと隣接するミルノフラド周辺での挟み撃ち作戦をあと数キロで終了させようとしており、ハルキウ州クピャンスクでもウクライナ軍に迫っている。

ロシアの著名軍事ブロガー、ユーリ・ポドリャカ氏によると、ロシアはポクロフスクを戦術的に支配しているが、ミルノフラドではウクライナ軍が厳重な防衛線を張っているという。また、ウクライナ軍は北西からの攻撃も試みているという。

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