中国の大豆輸入、10月は記録的高水準 米中摩擦で南米産の購入拡大

 中国の10月の大豆輸入が同月として過去最高を記録した。中国税関総署のデータを基にロイターが算出した。写真は2018年9月、黒竜江省綏化市で撮影(2025年 ロイター)

[北京 7日 ロイター] – 中国の10月の大豆輸入が同月として過去最高を記録した。中国税関総署のデータを基にロイターが算出した。

米中の貿易摩擦が続く中、中国の買い付け業者が南米産大豆の購入を増やした。

10月の大豆輸入は前年同月比17.2%増の948万トン。5月から10月にかけて6カ月連続で過去最高を記録している。

1─10月の大豆輸入は前年同期比6.4%増の9568万トン。

国元期貨の研究員は「10月は通常、米国産大豆の収穫期だが、米中間の取引停止に伴い、新たに収穫された米国産大豆の輸入はほぼゼロだった」と述べた。

市場関係者によると、中国が米国産大豆に13%の関税を維持しているため、米国産がブラジル産より割高になっている。

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Lewis Jackson

Lewis is Reuters’ Chief Correspondent for China Commodities and Energy, based in Beijing. He leads a team covering agriculture, metals, and energy in the world’s largest consumer of commodities. Before moving to China, he wrote for Reuters in Sydney.

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