英中銀総裁「AIバブルの可能性」、株価調整リスクを指摘

英イングランド銀行(中央銀行、BOE)のベイリー総裁は6日、人工知能(AI)技術が大幅な生産性向上をもたらすと予想される一方で、AIバブルが市場で起きる可能性があるとの見方を示した。同日撮影(2025年 ロイター/Maja Smiejkowska)

[ロンドン 6日 ロイター] – 英イングランド銀行(中央銀行、BOE)のベイリー総裁は6日、人工知能(AI)技術が大幅な生産性向上をもたらすと予想される一方で、AIバブルが市場で起きる可能性があるとの見方を示した。

ベイリー氏は、将来のAIからのリターンを巡っては不確実性があるものの、その潜在力についてはそれほど不確実性はないと指摘。「AIが生産性の面で今後大きな推進力となる可能性は十分にある」とした一方、市場でバブルが発生する可能性も否定できないとし、「私個人の見解としては、そうなる可能性の方が高いと思う」と述べた。

市場が将来的なAIからのリターンを織り込んでいる一方、それが実際に実証されるまでにはかなりの時間がかかるとした。

英中銀は金融政策報告書の中で、特にAIに注力するテクノロジー企業の株式のバリュエーションは歴史的に見て割高になっているようだと指摘。その上で、AIへの期待が後退すれば、株式市場は調整局面へと向かう可能性があり、その結果、世界的な需要が減退し、英国のインフレ圧力が弱まる可能性があると述べた。

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