「道の駅」と、それに近接するホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅ホテル」を拠点にする旅、前回は京都府で唯一の“村”、南山城村の「道の駅 お茶の京都みなみやましろ村」と「フェアフィールド・バイ・マリオット・京都みなみやましろ」を訪ね、茶摘みや野点(のだて)、茶工場見学を楽しみました。
記事末尾には上の写真を紹介し、「次回は、ほぼ京都府と滋賀、三重、奈良3県の境に位置する同ホテルの立地を活かし(?)、すぐ近くにある三重・伊賀市の名物料理店を訪ねます。もうもうと炭火焼きの煙が立ち上る、この料理は何でしょう?」と記しましたが……。
正解はご推察どおり、下写真のヘルシー料理でした!
▼前回の記事から読む!
京都で唯一の“村”、宇治茶のふるさと南山城村を「道の駅」拠点に旅してみた
香ばしくしっかりした味わいの絶品!「豆腐田楽」
炭火で焼き上げられ、専用お重に並べられた豆腐田楽(とうふでんがく)。これで1人前!
宇治茶の里から伊賀忍者の里へ! フェアフィールド・バイ・マリオット・京都みなみやましろから、すぐ近くの府県境を越えて三重県に入り、車を走らせること約5分。伊賀市上野の街道沿いに、貫禄十分な純和風の料理店が現れた。「田楽座わかや」(下写真)だ。
堂々たるつくりの純和風建築。さすがはミシュラン掲載店だ。
その名のとおり、焼きたて豆腐田楽が名物のこの店は200年以上の歴史を持つ。創業は江戸時代。この地で戦国時代から活動していた伊賀忍者たちが、幕府の権力者や大名の護衛、見張りや情報収集役を務めていたころだ。以来、田楽を伊賀名物として全国的な知名度を得るまでに押し上げてきた。
いまは、第11代目店主の吉増浩志さんと、伊賀市で最初にワインソムリエの資格を取ったという女将さんらが毎朝、大豆と天然にがりで仕込んだ木綿豆腐に重石を載せ、十分に水抜きをしたあと、串に刺して春には木の芽味噌を、秋から冬は柚子(ゆず)味噌を塗って、炭火でじっくり田楽を焼き上げている(冒頭写真)。
炭で焼かれたカタめの豆腐と濃厚味噌ダレは何とも香ばしく……。日本酒にもご飯にも合う。
コースのひと品、生湯葉の刺身はツルッとイケて、濃厚な田楽と好対照。
ジューシーな伊賀牛のステーキも、ワサビや大根下ろしで食べると意外にアッサリ。
この夜はフンパツして、田楽4串にオシャレな前菜や生湯葉の刺身、地元野菜の天ぷら、伊賀牛のステーキまでついたコースをいただいた。これらを伊賀産の酒米・うこん錦で仕込んだ地酒「半蔵 特別純米」と合わせた日には……そりゃあもう、気分も爆上がりするってもんで、すっかり郷土料理と日本酒に酔いしれたのだった。
そしてまた、フェアフィールド・バイ・マリオット・京都みなみやましろに戻って、ロビーラウンジで地ビールなどひと飲みして、ふかふかのベッドにダイブ! いやはや、控えめに言って最高の夜だ!(酔ってる)

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