ブラジル中銀 、3会合連続金利据え置き 物価目標達成に自信

写真はブラジル中銀本部。2024年12月、ブラジリアでドローン撮影。REUTERS/Ueslei Marcelino

[ブラジリア 5日 ロイター] – ブラジル中央銀行は5日、3会合連続で政策金利を15%に据え置いた。インフレ率の3%目標達成は、現行水準を長期間維持することで可能との認識を示した。

ロイターのエコノミスト調査でも、40人全員が据え置きを予想していた。15%の政策金利は2006年7月以来の高水準。

中銀は声明で「(金融政策委員会は)現在の金利水準を非常に長期間維持することが、インフレ率の目標値への収束を確実にするのに十分であると評価する」と述べた。

前回会合では、据え置きで目標を達成できるか評価を継続するとしていた。今回の修正は、委員会が現在の政策運営に自信を深めていることを示す。

中銀は、目標水準を上回るインフレ期待、高いインフレ率予測、底堅い経済活動、労働市場の圧力という現状認識を維持。経済が予想通り減速する中、労働市場は堅調を維持しており、必要であれば利上げも辞さないとの文言を維持した。

キャピタル・エコノミクスの新興国市場担当シニアエコノミスト、リアム・ピーチ氏は、中銀声明を受けて「年末までの利下げの望みはほぼ絶たれた」と述べ、利下げ開始予想を12月から来年1月に変更し、さらに開始時期が延びる可能性もあるとの見方を示した。

インテルのチーフエコノミスト、ラファエラ・ビトリア氏は、来年1月に0.25%の利下げが実施されるとなお予想。また、財政政策がさらに緩み、需要が拡大すれば、再び利上げが必要になるかもしれないという中銀の明確なメッセージだと述べた。

ルラ政権は、中銀に利下げ圧力をかけている。アダジ財務相は4日、約20年ぶりの高水準にある政策金利は「過度に制約的」で、10%の実質金利は「意味をなさない」と指摘した。

今年のインフレ見通しは4.6%、来年は3.6%となっている。

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