6日朝の外国為替市場の円相場は対ドルで154円台前半に下落。経済指標が予想を上回ったことを受けて米国の株価が反発し、投資家のリスク志向が回復してドルが買われた。東京市場でもその流れが続きそうだ。

  三井住友信託銀行米州部マーケットビジネスユニットの山本威調査役は、前日は日経平均株価が一時4%以上下落したにもかかわらずドルはすぐに戻しており「円安の地合いは強い」と話す。東京市場で株式相場が落ち着きを取り戻せば「ドルはじわじわと155円に再チャレンジするかもしれない」とみている。

 円相場は午前7時17分現在、対ドルで154円11銭(5日午後5時時点は153円54銭)

  三村淳財務官は5日、都内で開催されたブルームバーグ・グローバル・クレジット・フォーラムで、最近の円の動きは日米の金利差から想定される水準から「やや乖離(かいり)が見られる」と述べた。

  山本氏は円相場に大きな影響を与えるほどではなかったと指摘。155円が近づけば当局の円安けん制は意識されるが、当局と市場の間で「介入を巡り探り合いが続いている状態だ」と述べた。

  野村証券の後藤祐二朗チーフ為替ストラテジストは6日付リポートで、三村氏は市場を強くけん制したわけではなく、引き続き同氏や片山財務相から「無秩序な動き」や「過度な変動」といった評価が出るかが焦点になるとの見方を示した。

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円の対ドル相場

 

 

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