
写真は欧州連合(EU)欧州委員会のシェフチョビッチ委員。9月、マレーシアのクアラルンプールで撮影。REUTERS/Hasnoor Hussain
[5日 ロイター] – 欧州連合(EU)欧州委員会のシェフチョビッチ委員(通商・経済安全保障担当)は5日、域内産業に不可欠なレアアース(希土類)供給確保に向け、中国当局と対話するための「特別なチャンネル」をEUが構築したと述べた。
中国がレアアースの輸出管理措置を導入して以来、欧州では電気自動車(EV)や風力タービンなどレアアース磁石に依存するさまざまな製品の生産に支障が出る恐れがあるとの懸念が広がった。
こうした中で「湾岸協力会議(GCC)EUビジネスフォーラム」参加のためクウェートを訪問中のシェフチョビッチ氏はロイターの質問に回答し、この問題で何度か中国の王文涛商務相と直接協議したと説明。EUと中国が、欧州企業からのレアアース輸入申請を優先的に処理し、新たな対話チャンネルを通じてレアアース素材の輸出許可制度の見直しと手続き迅速化を協力して進めていくことに合意したと明らかにした。
シェフチョビッチ氏によると、中国が輸出管理を開始して以来、欧州企業からの輸入申請は約2000件に達し、既に半数は許可されている。
同氏は、EUとして許可手続きをより素早くするよう要請するとともに、欧州各地で新たな鉱床を開発して調達先の多様化も図る方針を示した。
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