米モルガン・スタンレーのテッド・ピック最高経営責任者(CEO)によれば、中国は依然として世界の資産運用会社にとって有力な投資先で、信頼感の回復に伴い、投資家の間では世界で2番目に流動性の高い市場を無視することはできないとの認識が広がっている。

  香港を訪れているピック氏は4日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューに応じ、厳しい時期には中国株に対して資産運用会社が「アンダーウエート」との投資判断を示し、より受動的な投資スタイルに傾いていたと説明した上で、今や中国市場は資本が向かう投資先となりつつあり、再び勢いを取り戻していると述べた。

  ピック氏は「アニマルスピリットが高まり、勝ち組企業が明確に優位に立つ局面では、投資家はアルファ(超過収益)を求める」と指摘。「企業別の投資配分を望むようになり、その段階では新規株式発行の環境が極めて重要になる」と語った。

ピックCEOが語る

Source: Bloomberg

  ピック氏は、インドが自国を代表するグローバル企業を育成し、経済を変革するための青写真を中国が示しているとも話し、インドは「プラスワン」、つまり中国に加えた1国という地位を超え、自ら国際的な大企業を生み出す段階に進もうとしているとの見方を示した。

  モルガン・スタンレーにとって、中国とインドは共に最も魅力的な事業展開先だとピック氏は説明。両国はいずれも規模や野心、世界市場で競争する準備を整えた企業群を有しているという。

  ピック氏によると、この2カ国は世界人口の巨大な割合を占めており、どちらも勝ち組となり得る。「インドは好きだが、中国も好きだ。どちらかを選ぶ必要はない」と同氏は述べた。

原題:Morgan Stanley CEO Says Asset Managers Want China Exposure (抜粋)

— 取材協力 Ambereen Choudhury, Yvonne Man and David Ingles

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