
マツダビジョンXコンパクト。10月29日、東京ビッグサイトで開催されたジャパンモビリティショー2025で撮影。REUTERS/Manami Yamada
4日 ロイター] – マツダ(7261.T), opens new tabは、ロシアにある自動車大手ソラーズと合弁生産会社について、保有する50%の株式を買い戻すオプションを行使しなかったために権利を失った。ソラーズがロイターに明らかにした。2022年のロシアによるウクライナ侵攻を受け、ロシアでの合弁自動車会社の株式を買い戻す権利を失ったことが表面化したのはマツダが初めて。マツダの他にフランスのルノー(RENA.PA), opens new tab、ドイツのメルセデス・ベンツ(MBGn.DE), opens new tab、韓国の現代自動車(005380.KS), opens new tabなどの自動車大手は、ロシアの合弁生産会社をロシア企業に二束三文で売却し、数年以内に買い戻す権利を持つオプションに合意していた。
ロシア極東ウラジオストクで「マツダ」ブランドの乗用車を組み立てていた合弁会社のマツダの持ち株は2022年10月に1ユーロでソラーズに売却され、3年以内に同額で買い戻すオプションが付いていた。
ソラーズはロイターの質問に対し、「ソラーズグループはマツダからオプション行使に関する提案や問い合わせを一切受けておらず、現状ではその必要性も認められない」とメールで回答した。マツダはコメント要請に応じなかった。
ソラーズによると、ウラジオストクの工場は生産能力が年5万台あり、23年以降は「ソラーズ」ブランドのバスを組み立てている。
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