ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.11.04 07:46

就任後初めて韓国を訪れた米国戦争省(旧国防総省)のピート・ヘグセス長官が3日、安圭伯(アン・ギュベク)国防部長官とともに板門店(パンムンジョム)の共同警備区域(JSA)を訪れ、警備態勢を点検した。これはそのまま北朝鮮および周辺国に韓米連合防衛態勢の強固さを示す動きではあるが、北朝鮮に対して特別なメッセージを発信することはなかった。

韓国国防部によると、ヘグセス長官は4日に開催される韓米軍当局間の最高協議体である第57回韓米安保協議会(SCM)に出席するため、この日午後、烏山(オサン)空軍基地を通じて入国した。ヘグセス長官は訪韓初日の日程として、安長官とともに非武装地帯(DMZ)のオーレット哨所(OP)でJSA警備大隊の韓米大隊長から作戦状況の報告を受け、板門店内の会談場を視察するなど、およそ1時間滞在した。オーレット哨所は軍事境界線(MDL)からわずか25メートルの距離にある最北端の哨所だ。韓米両国の国防長官がJSAを訪れるのは2017年以来8年ぶりとなる。

ヘグセス長官はこの日の訪問に関する感想など、取材陣の質問に特別な回答をしなかった。ただし安長官は記者団に対し、ヘグセス長官が「DMZで韓米が共同で捜索作戦を行っている様子を見て非常に感銘を受けた。堅固な連合防衛態勢を築きながら作戦を遂行している点に非常に満足している」という趣旨の発言をしたと伝えた。また、「分断線が一直線だと思っていたが、谷や森がある光景を見て考えが大きく変わった」とし「(韓国側の)大成洞(テソンドン)村と北朝鮮の村を見て、これほど近いとは思わなかった」とも話したという。

国防部によると、4日のSCMでは同盟に関する諸懸案が包括的に議題に上る予定だ。特に、李在明(イ・ジェミョン)政府が「任期中の実現」を目標としている戦時作戦統制権(戦作権)転換の問題で進展が見られる可能性がある。これは同盟の自立的防衛能力を強化し、インド太平洋に駐留する米軍が中国牽制(けんせい)により集中できるよう役割を再調整しようとする米国の基調とも一致する部分があるためだ。

SCMに先立ち、両国の合同参謀本部議長が主導する第50回韓米軍事委員会会議(MCM)もこの日、ソウル竜山(ヨンサン)の国防部で開催された。陳永承(チン・ヨンスン)合同参謀本部議長とジョン・ダニエル・ケイン統合参謀本部議長は「作戦権転換に向けて実施された年次評価の多くの部分で意味のある進展があったと共感」した。

軍関係筋によると、今回のSCMでは先月29日に慶州(キョンジュ)で開かれた韓米首脳会談で議論された韓国の原子力潜水艦(原潜)導入問題や、韓国の国防費増額などについても話し合われる可能性があるという。ヘグセス長官はSCM終了後、李大統領を表敬訪問する予定で、原潜導入をはじめとする韓米首脳会談の成果に関する議論を続ける見通しだ。

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