【カナダ発】藤塚大輔が見た〈2〉「中井亜美の心の支え」笑顔があふれる理由

フィギュアスケート女子の中井亜美(17=TOKIOインカラミ)が、グランプリ(GP)シリーズ2戦目に臨んでいます。10月31日(日本時間11月1日)のショートプログラム(SP)では66・55点で4位発進。表彰台まで1・56点差につけ、3位以内で確定する12月のファイナル(4~6日、名古屋)進出を射程圏内にとらえました。

現地で強く感じるのは、MFアカデミーが一丸となって戦おうとしていること。同門の青木祐奈、中庭健介コーチ、竹野仁奈コーチらの存在が、大きな支えとなっているようです。

今大会から新企画として、通常の記事ではなかなかお伝えできない「こぼれ話」をお届け。第2弾は中井の舞台裏について、現地取材ならではの視点を交えながらショートコラムとして紹介します。



フィギュア2025.11.01 20:30


<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第3戦スケートカナダ>◇10月31日(日本時間11月1日)◇カナダ・サスカトゥーン






































































































GPシリーズ第3戦スケートカナダ 女子SPを終えて観客にあいさつをする中井(撮影・藤塚大輔)

GPシリーズ第3戦スケートカナダ 女子SPを終えて観客にあいさつをする中井(撮影・藤塚大輔)

大きめのジャパンジャージー、ホテルの電子レンジ

大会前日の公式練習後のことでした。

リンク裏の取材エリア。照明がやや薄暗いのですが、そこで笑いを誘っていたのが中井選手でした。

「Sサイズを頼んだのに、なんかぶかぶかで…」

シニア転向後に新しく届いたジャパンジャージー。ジュニアのころと同じくSサイズを注文したそうですが、見るからに服のサイズが大きい。報道陣からツッコまれると「そうなんですよ」と両手を横に広げながら、あどけなく笑っていました。


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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。


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