ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.10.30 16:05
韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は30日、韓加首脳会談でマーク・カーニー首相に対して「カナダは大韓民国にとって単なる友好国を越えて同盟に準ずる核心的友邦だ」と述べ、両国間の協力拡大を提案した。
李大統領はアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議を機に訪韓したカーニー首相とこの日午前、慶州市内のあるホテルで首脳会談を行い、このように述べた。
李大統領は「(カナダは)韓国戦争(朝鮮戦争)当時、2万7000人という非常に大規模な兵力を派遣し、約400人の犠牲まで払って自由大韓民国を守るために尽力してくださった」とし「両国は非常に特別な関係」と評価した。
続けて「国防分野だけでなく経済分野でも幅広い協力をすでに行っており、今後さらなる協力拡大が実現するだろう」とし「人工知能(AI)技術でもカナダが基礎研究を先導してきたおかげで、全世界が大きな恩恵を受けている」と語った。
李大統領は特に、Netflixのアニメ『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』を取り上げ、「世界中の人々が韓国で作られたアニメだと思っているが、実はカナダの監督が作った作品だ」とし「カナダの文化的力量を示すもの」と称賛した。
また李大統領はカーニー首相に「国際秩序が非常に複雑で、さまざまな危機要因があるが、カナダと韓国が互いに助け合いながら共に乗り越えていければと思う」とし「訪韓を心から歓迎したい」と述べた。
これに対してカーニー首相は「温かく歓迎してくださり感謝する」と応じ「APECに関連して非常に重要な議題を設定してくださった点についても本当に感謝している」と述べた。
さらに「韓国はカナダにとって国防、商業、文化などすべての領域で非常に重要なパートナー」とし「貿易関係も重要であり、国防協力や文化的交流も拡大しており、(両国関係にとって)非常に重要な時期にある」と付け加えた。
今回の会談には、韓国側から姜勲植(カン・フンシク)大統領秘書室長、金容範(キム・ヨンボム)政策室長、魏聖洛(ウィ・ソンラク)国家安保室長などが同席した。カナダ側からはマーク=アンドレ・ブランシャール首相首席補佐官とデイビッド・マギンティ国防相らが出席した。
李大統領はカーニー首相との首脳会談を終えた後、昼食を共にした。

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