伊藤園と日清シスコは10月31日、群馬県～宮城県間の重軽量貨物混載による共同輸送を開始したと発表した。
重量貨物で2段積みができない伊藤園の飲料を、1段積みした際の上部空きスペースに軽量貨物である日清シスコのシリアルを積むことで、荷台の容積を隙間なく積載して共同輸送する。
＜下段に伊藤園の飲料（重量物）、上段に日清シスコのシリアル（軽量物）を混載＞
協業混載を行う際は、積み下ろし箇所が増えるためトラックドライバーの長時間労働が課題となるが、日清シスコの工場から伊藤園の出荷倉庫へシリアルを移動して積み地を1か所に集約している。
＜群馬～宮城間での重軽混載による共同輸送のスキーム＞
これにより、伊藤園と日清シスコが個別に群馬・埼玉県～宮城県間で製品を輸送していた従来の方法に比べて積載率が向上。トラックの使用台数が削減されることで、CO２排出量も約18%削減できる見込み。
伊藤園は、7月に森永製菓と群馬県～北海道間での重軽量貨物混載による共同輸送を開始している。
伊藤園と森永製菓／群馬～北海道間で日本通運を通じて飲料と菓子の共同輸送
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