米エヌビディア、韓国に26万個以上の最先端AIチップ供給へ

 10月31日 米半導体大手エヌビディアは31日、同社の最先端AI(人工知能)チップ「ブラックウェル」26万個以上を韓国政府とサムスン電子を含む同国大手企業に供給すると発表した。写真はエヌビディアのロゴ。2024年6月、台北で撮影(2025年 ロイター/Ann Wang)

[ソウル/慶州 31日 ロイター] – 米半導体大手エヌビディア(NVDA.O), opens new tabは31日、同社の最先端AI(人工知能)チップ「ブラックウェル」26万個以上を韓国政府とサムスン電子(005930.KS), opens new tabを含む同国大手企業に供給すると発表した。

エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は発表文で「韓国の工場が洗練された船舶、自動車、チップ、電子機器で世界を刺激してきたように、韓国は今、世界的な変革を推進する新たな輸出品としてインテリジェンスを生産することができる」と指摘。契約額や供給時期については明らかにしなかった。

韓国の慶州で開催されているアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の傍らでフアン氏、韓国の李在明大統領、サムスン、SKグループ、現代自動車グループの各社トップによる会談が行われた後に発表された。

韓国政府は、エヌビディアの最新チップを5万個以上使用したAIインフラへの投資を計画。サムスン電子、SKグループ、現代自動車グループはそれぞれ、半導体や自動車製造などに関わるスマート工場に最大5万個のAIチップを投入する。

国内最大のインターネットポータル・検索エンジンプロバイダー、ネイバー(035420.KS), opens new tabも6万個のエヌビディア製チップを購入する予定だ。

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