公開日時 2025年10月31日 05:07更新日時 2025年10月31日 05:47
			

「しゃらくさい狂歌コンテスト」について記者会見する写楽の会の田村耕一会長=9月、徳島市
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	共同通信					
浮世絵師東洲斎写楽の研究者や愛好家でつくる徳島の「写楽の会」は、社会を風刺する狂歌を詠む「しゃらくさい狂歌コンテスト」の作品を募集している。写楽を世に出し、今年のNHK大河ドラマの題材に選ばれた版元蔦屋重三郎にちなんだ企画。担当者は「華やかな江戸文化を現代に呼び戻し楽しんで」と話す。応募は11月20日まで。
写楽の正体は、徳島ゆかりの能役者が有力候補とされる。写楽らを売り出した蔦屋は、狂歌集に挿絵を添えた狂歌絵本の出版を手がけ狂歌ブームをけん引した。
コンテストは12月14日に徳島市で開催し、大賞1人、優秀賞2人、写楽賞1人、佳作5人を決定する。写楽賞は「しゃらくさい」を歌に織り込んだ人から選ばれる。大賞には賞金5万円が贈られる。今の世の中を笑い飛ばせるような面白い狂歌を期待するという。
投稿料は一首につき300円。郵送などで応募できる。審査当日は無料で作品を持ち込め、参加者は一部審査に加わることもできる。
写楽の会会長の田村耕一さん(74)は「写楽の時代に大流行した狂歌を徳島でよみがえらせることで、徳島と写楽のつながりもアピールできたら」と語った。
 
						
			
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