オーストラリアから来た(左から)マイルズさんとアレックスさん【写真:Hint-Pot編集部】
さまざまな伝統的文化であふれる日本。オーストラリアから来た2人組は、ある有名な観光地を訪れました。ただ、日本を代表する文化で知られる場所で実際に体験することには「ビビっちゃった」と躊躇してしまったそう。いったい、どんな文化が彼らを尻込みさせたのでしょうか。
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休暇を利用しての日本旅行
オーストラリア・タスマニアから初めて日本にやってきた、アレックスさんとマイルズさん。10日間の滞在を予定していて、これまで東京のほか、箱根にも足を伸ばしました。
「休みを利用して来たよ。観光とかぶらぶらしてるよ」とアレックスさん。時間に縛られず、のんびりと旅を楽しんでいる様子です。
想像以上の観光客の多さに驚き
ふたりが訪れた箱根は、日本有数の温泉地として知られています。しかし、そこで目にした光景に、ふたりは驚いたといいます。
「箱根は観光客が多くて、すごく混んでて驚いた。ただ、自分たちが箱根に行くことを選んだんだし、箱根は観光地だから観光客が多いのは当たり前なんだけど、想像以上だったかな」
箱根は外国人観光客にも人気の観光地です。東京から約90分とアクセスが良く、日帰りでも宿泊でも楽しめることから、多くの観光客が訪れます。アレックスさんたちが感じた賑わいは、まさにその人気を物語っています。
ただ、箱根の名物である温泉については、ふたりは少し躊躇してしまったようです。
「温泉は入らなかった。ちょっとビビっちゃって!(笑)」とアレックスさん。ただ、その隣で、マイルズさんが補足します。
「でも親は入ってて、すごい気に入ってた。裸で入るのもまったく意に介してなかった」
観光庁の2024年度の「訪日外国人消費動向調査」によると、訪日前に期待していたこととして、温泉入浴は8位にランクイン。次回日本を訪れた時にしたいことでは、「日本食を食べること」についで「温泉入浴」が2位となっています。文化の違いを超えて温泉を楽しんでみたいという外国人観光客も確実に増えているようです。
温泉には入らなかったものの、のんびりと日本の旅を楽しんでいる様子のふたり。残りの短い滞在期間ですが、日本ならではの素敵な思い出を作ってほしいですね。
(Hint-Pot編集部)
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