かわいらしいケーキのように見えますが、実はすしなんです。
「寿司といえば、富山」を売り込もうとしている県は、「とやまクラフト寿司」の提供を県内の飲食店で来月から始めます。
試食会を清水記者が取材しました。

こちらは、ちらしずしですが…
酢めしの上にのっているのは、魚ではなくローストビーフ。

そしてこちら、富山を代表する郷土料理、ますずしのように見えますが…
実はケーキなんです。

県が今回、飲食店とともに取り組んだのが、すしをイメージした創作メニュー「とやまクラフト寿司」。
コンセプトは
・見たり食べたりすることで「富山のすし」が思い浮かぶこと
・富山の暮らしや食文化の物語が伝わること
・県産の野菜や肉、富山湾の魚介類などを活用していること
です。
県内のイタリアンやフレンチ、スイーツ店など19の飲食店がメニューを開発し、きょうは、試食会が開かれました。

◆KNB 清水万梨子 記者
「上にお花が乗っていて、見た目もすごくかわいらしいです。中に入っているのが、魚じゃなくて野菜なんですね。ご飯が生姜酢めしになっているので、おすしの感じも残しつつ、さっぱりしていて野菜ともよく合います」
◆シンバル 山本真司オーナー
「海外のお客様が増えてまして、ベジタリアンであったりビーガンのお客様が増えてますんで、そういった魚を食べられないような方にもおいしいおすしを食べていただければいいかなと思ってつくっております」

県は「とやまクラフト寿司」は富山の食材を生かしてすしを連想させるメニューだとしていて、富山の食の魅力を、より幅広く発信することにつなげたいとしています。
◆県ブランディング推進課 前山巌 課長
「こうした創作メニューとしてのおすしっていうものも、富山のおすしの幅を広げるという意味でも、魅力発信には大変重要なものだと考えております」
「とやまクラフト寿司」の提供は県内19の飲食店であさってからで、今後、参加する店舗を増やしていきたいとしています。

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