
長野県立美術館のアートラボにて、2025年度の第Ⅲ期展覧会として「西村陽平 彫刻に耳を澄ます」が開催されています。
本作品は 2021 年度のアートラボ展示でも紹介されましたが、 前回の展示はコロナ禍のため作品に触れることができず、 鑑賞方法に制約がありました。 今回は抱きついて全身で作品を鑑賞することができます。そのほかにも、溶解温度の違いによって溶けてしまった石と形が残るカップとの対比が面白い作品《カップと石の関係−溶ける石》、《カップと石の関係−叫ぶ石》なども展示されています。
*ふれる作品鑑賞方法について、詳細はこちらをご覧ください。
■展示作品(予定)
《彫刻に耳を澄ます》(2021)
《カップと石の関係−溶ける石》(2021)
《カップと石の関係−叫ぶ石》 (2021)
《缶コーヒー》(2021)
《缶ビール》(2021)
《ペットボトル1》(2021)
《ペットボトル2 (タカラ本みりん)》(2021)
<西村陽平>
1947年京都府生まれ。美術作家、陶芸家。日本女子大学名誉教授。1973年東京教育大学(現在の筑波大学)卒業後、98年まで千葉盲学校で美術教諭として勤務。缶や金属、紙に土を塗り、それらを焼成させたシリーズなど、焼成のプロセスを通じて、素材の違いを際立たせる作品を発表。視覚や触覚・聴覚などの感覚をテーマにした自身の作品制作とともに、障がいのある方々や様々な人々の造形活動にも関わり、ワークショップを多数開催している。
会期:2025/10/11(土)~2026/01/12(月)
会場:長野県立美術館 アートラボ(長野県長野市箱清水1-4-4(善光寺東隣))
開館時間:9:00~17:00(入場は閉館30分前まで)
休館日:毎週水曜日、年末年始(12/28〜1/3)
観覧料:無料
主催:長野県、長野県立美術館
公式サイト:https://nagano.art.museum/exhibition/artlab_nishimura2025
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