トランプ氏「ガザ停戦脅かされず」、イスラエルの反撃を擁護

 10月29日、トランプ米大統領は、米国が仲介したパレスチナ自治区ガザの停戦は脅かされていないとの認識を示した。写真はイスラエル軍撤収後の住宅街。10月25日、ガザで撮影(2025年 ロイター/Dawoud Abu Alkas)

[カイロ/米大統領専用機内/エルサレム 29日 ロイター] – イスラエルは29日にパレスチナ自治区ガザでの停戦協定の履行を再開したと発表した。ガザの保健当局によれば、空爆により104人が死亡した。

双方は互いに停戦違反を非難している。

イスラエルは、パレスチナ武装勢力による攻撃で兵士1人が死亡したことを受けて、28日夜に空爆を開始したと表明していた。

イスラエル軍は声明で、停戦合意を継続して順守し「いかなる違反にも断固として対応する」と述べた。

また、同軍は別の声明で、ガザ全域のイスラム組織ハマス戦闘員数十名のほか、同組織の武器貯蔵庫やトンネルを標的にしたと言及。2023年10月7日に起きたハマスによる襲撃に参加したとされる、司令官を含む戦闘員5人の名前を挙げた。

一方、トランプ米大統領は韓国に向かう大統領専用機内で記者団に対し、米国が仲介したガザの停戦は脅かされていないとの認識を示した。

トランプ氏は「私の理解では、彼ら(ハマス)はイスラエル兵を殺害した。このためイスラエルは反撃した。反撃すべきだ。(兵士殺害が)起きれば反撃すべきだ」と述べ、イスラエルには報復の権利があるとの見方を示した。

その上で「停戦を危険にさらすものではない」とし、「ハマスは中東の平和にとって非常に小さな存在で、適切に振る舞う必要がある」と語った。合意を順守しなければハマスは「壊滅させられる」とも述べた。

イスラエル軍当局者は、ハマスが停戦で合意された「イエローライン」内に駐留するイスラエル軍に対して攻撃を行い、停戦に違反したと述べた。

ハマス側は、ガザ南部ラファにおけるイスラエル軍に対する攻撃への関与を否定し、停戦合意に引き続きコミットしていると声明で述べた。

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Nidal Al-Mughrabi

A senior correspondent with nearly 25 years’ experience covering the Palestinian-Israeli conflict including several wars and the signing of the first historic peace accord between the two sides.

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