PHOTOS:AMY GWATKIN

ポロシャツ(2万7500円)

Tシャツ(2万2000円))

キルティングジャケット(6万6000円)

ワックスドコットンジャケット(7万7000円)

PHOTOS:UMBERTO FRANTINI

PHOTOS:UMBERTO FRANTINI

PHOTOS:UMBERTO FRANTINI

PHOTOS:UMBERTO FRANTINI

PHOTOS:UMBERTO FRANTINI

「フレッドペリー(FRED PERRY)」は、「クレイグ・グリーン(CRAIG GREEN)」とのコラボレーションによる初のフルコレクションを10月17日に発売した。同作は2026年春夏パリ・メンズ・ファッション・ウイークで発表。これまで2度のコラボレーションを経て、今回初のフルコレクションが完成した。両ブランドに共通する「機能性」と「クラフトマンシップ」への探究心を軸に、異なる2つのスタイルが1つに融合したビジョンを表現。コレクションはフレッドペリー東京、大阪、名古屋店と公式オンラインストアで販売している。

今季のコレクションでは、積み木のように重なり合うレイヤー構造を特徴とし、アーカイブからの要素を再構築。象徴的なポロシャツ“M3600”には“ユニフォームホワイト”と“インダストリアルグリーン”のピケパネルを組み合わせ、両ブランドのロゴを縦に並べて配置した。

また、ビンテージのスポーツウエアを想起させるストライプやシェブロンのモチーフを随所にあしらい、軽快で個性的なレイヤードスタイルを提案。アウターでは、「クレイグ・グリーン」の代名詞でもある1インチ幅のキルティングを施したハリントンジャケットが登場。ストラップ付きの襟や大容量のポケットなど、機能性と造形美が融合する。さらに、クラシックな英国のアウトドアウエアを再解釈したワックスジャケットも展開する。軽量なコットンとナイロン素材とコーデュロイのオープンカラーが、モダンな表情を生み出す。全アイテムはブラックで統一し汎用性を備える。

デザイナーのクレイグ・グリーンはコラボについて「第2弾の“FRED PERRY SHIRT”のプロジェクトではクラシックシャツのみにフォーカスしたが、それを経てフルコレクションへと拡張するのは自然な流れだった。これまでのコラボレーションを通じてお互いの共通点を見つけることができたので、今回は“ユニフォーム”“ユーティリティ”“ブリティッシュデザイン”というテーマをさらに発展させることができた」と経緯を語った。

コレクションでは「アーカイブ」という言葉が重要なキーワードとして登場するが、過去のアイテムやディテールからインスピレーションを得たのだと言う。

「“アーカイブ”を探求することは、単なるノスタルジーではなく、すでに存在するものを尊重しながら新しい解釈を見出すことだ。今回は、『フレッドペリー』のクラシックなポロシャツやハリントンジャケットといったヘリテージアイコンに注目し、ディテールや構造、プロポーションを再検討した。同時に、自分たちのアーカイブも立ち返り、特にユニフォームや組み立て構造、キルティングなどを再解釈し、これらを組み合わせることで、新しいレイヤリングや構造的ディテールを探求した。象徴的なアイテムを再解釈するには、アイデンティティーを尊重しながら変化を加えることが重要。クラシックな“M3600”には、ロウエッジのピケパネルや構造的なディテールを取り入れ、従来のクリーンなイメージに変化を与えた。これはユニフォームのシンプルなグラフィックにインスピレーションを得たもので、ボディのブロッキングに反映されている」。ハリントンジャケットに代表されるアウターでもタイムレスなデザインを維持しつつ、現代的な機能性を加え、伝統と実用性を両立させている。「クラシックなディテールや構造をどのようにアップデートするかを考えた。ハリントンやワックスジャケットでは、襟の再構築やファブリックにキルティングを追加したり、ディテールの調整によって適応力を高めている。アウターでは“機能”が最も重要で耐久性、レイヤリング、柔軟性を設計の核に据えた」。

「クレイグ グリーン」らしい“ユニフォーム”をほうふつさせるグラフィックについては、「コレクションで使用しているストライプやシェブロンなどのグラフィックは、伝統的なスポーツウエア、特にチームユニフォームのアイコンにインスパイアされている。これらのモチーフを全体に使用することで、視覚的に一貫性を生み出し、『フレッドペリー』のスポーツと、私たちのアプローチをつなげている」と締め括った。

問い合わせ先
フレッドペリーショップ東京
03-5778-4930

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