ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.10.28 09:30

アルゼンチンの中間選挙でハビエル・ミレイ大統領の与党「自由の前進(La Libertad Avanza・LLA)」が勝利した。ミレイ政権は任期4年のうち残り約2年間の国政運営の動力を取り戻すことになった。

現地メディアのブエノスアイレスタイムズは26日(現地時間)、開票92%基準で「自由の前進」が下院で41%を得票し、野党「正義党(ペロン党)連合」(31.67%)を抑えて勝利したと報じた。

下院の場合、与党が127議席のうち64議席、正義党連合が44議席になるとみられる。与党圏の議席は全体257議席のうち110議席となる見込みだ。これで与党は下院議席の3分の1(86議席)以上を確保し、改革立法の推進に必要な最少拒否権議席を維持すると予測される。与党は伝統的に進歩性向の首都ブエノスアイレス州でも大勝した。ミレイ大統領は勝利が確定すると党本部で記者会見を開いて「今日はアルゼンチンを再び偉大にさせる自由の日」とし「自由と責任を信じた国民に感謝する」と述べた。続いて「改革は今後も止まらない」とし、政府・与党が中道性向の群小政党に所属する上下院議員らと積極的に協議していく考えを表した。

現地メディアは一斉に「予想できなかった結果」と伝えた。わずか1カ月前まで野党の勝利は想像しにくかった。ミレイ政権は発足後、強力な緊縮政策を推進し、インフレーションの抑制に集中した。就任前に12.8%だった月間物価上昇率を先月2.1%に引き下げ、財政収支も黒字に転換した。しかし電気・交通補助金削減と公共支出縮小に対する庶民の不満が強まり、ミレイ大統領の妹の腐敗スキャンダルまでが浮上した。結局、先月7日に実施された地方選挙では惨敗し、ミレイ政権の没落が予想された。

そのミレイ大統領の手をトランプ米大統領が握った。トランプ大統領はミレイ政権の勝利を条件に最大400億ドル(6兆円)規模の支援パッケージを提案した。トランプ大統領は選挙前、ミレイ大統領とホワイトハウスで会談し、「ミレイ大統領が成功すればアルゼンチンも米国も共に繁栄する」と露骨に支持を送った。このため今回の圧勝は「トランプ効果」の結果という評価が出ている。海外メディアは与党の勝利について「米ホワイトハウスにうれしいニュース」(ロイター通信)とし「選挙の直後、債権と株式が急騰する(CNBC)」と評価した。ただ、同時に「今回の勝利で改革ペースがさらに加速する場合、ペソの過大評価が調整される可能性がある」という専門家らの懸念も出ている。

トランプ大統領はこの日、SNSトゥルース・ソーシャルに「ミレイ大統領が立派にやり遂げた。彼に対する我々の信頼はアルゼンチン国民の支持で正当化された」と祝いの言葉を残した。続いて「ミレイ党のキャンペーン首長トランプのため今回の選挙は難しかった」というアルゼンチン野党有力政治家のコメントを共有した。ミレイ大統領もXでトランプ大統領に向けて「アルゼンチンの国民に対する信頼に感謝する。あなたはアルゼンチン共和国の偉大な友人」と伝えた。

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