
10月27日、ロシア石油大手ルクオイルは、ウクライナ戦争を巡り米国が先週発表した制裁を受け、国際資産を売却すると発表した。写真は同社ロゴ。2022年6月、サンクトペテルブルクで撮影(2025年 ロイター/Maxim Shemetov)
[モスクワ 27日 ロイター] – ロシア石油大手ルクオイル(LKOH.MM), opens new tabは27日、ウクライナ戦争を巡り米国が先週発表した制裁を受け、国際資産を売却すると発表した。
2022年2月に開始されたウクライナ戦争を巡る西側の制裁を受けたロシア企業の対応としては、これまでで最も影響の大きいものとなる。
ルクオイルは声明で、「資産売却はOFAC(米財務省外国資産管理局)の事業縮小許可に基づいて行われる。国際資産の操業を中断させないため、必要であれば許可の延長を申請する予定だ」とし、買い手候補からの入札の検討が始まったと述べた。
トランプ米大統領は22日、ルクオイルとロスネフチ(ROSN.MM), opens new tabのロシア石油大手2社に対し、ウクライナ関連の制裁を科した。
モスクワに本社を置くルクオイルは、世界生産量の約2%を占めている。
同社は売却対象となる具体的な資産について明らかにしなかった。
同社最大の海外資産はイラクにある世界最大級の西クルナ2油田で、75%の権益を保有している。
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